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ママチャリ四国一周    【3日目】
● 2005年5月2日(月) くもりときどきはれ 香川県高松市〜高知県室戸市 182.9km




市街地の歩道にかかる橋の向こうにあるのは、徳島県庁。
7年前に見た風景は、今も心にしっかり焼きついていた。


お遍路さんの礼所のすぐ近くにあるうどんや「とば作」。
これほど客のターゲットがわかりやすいのも、気持ちいい。

野宿をしよう!

去年あたりから、やたら野宿を好むようになった。
キャンプ場ではよく野宿していたが、最近はそんな整備された場所ではなく、誰の土地か完全にわからないような場所でするようになった。

野宿の素晴らしさは、何よりお金がかからないこと。
次に、キャンプ場のように人為的なさわがしさがないこと。
さらに、自分のペースで目覚められること。

「旅では出費を極力減らしたい!」「夜は静かな場所で、自然と一体になって寝たい!」「朝の涼しいうちに、できるだけ距離をかせぎたい!」という、徒歩や自転車の旅人なら誰しも抱く願望を、すべて叶えることができる。

旅のスタイルは人それぞれで強制はしないが、“旅人”と自称しながらも野宿を経験されていない方がいらしたら、ぜひ一度試してみよう!



室戸岬近くに偶然発見した砂浜。太平洋を一望できて
気持ちがよい。が、夜に見る太平洋は暗くて不気味。
あれだけ眠れるか不安だったのに、昨夜は日記を書き終わってからすぐに寝た。

午前4時ごろ、一度目が覚めた。
すっかり暗く、静まり返ったフロアに、大きな声が聞こえたからだ。
見るからにヤクザと思われる人が、うなっているのだ。
はじめは苦しんでるのかと心配したのだが、そのうなりが規則的なリズムであることに気がつき、ただの寝言だとわかった。
それにしても、寝言で大きくうなされるなんて、この男は過去に何があったんだろう?


午前5時半に本格的に目が覚め、雨が降ってないのを確認してから、出発。
日が昇っているにもかかわらず、くもっているため、ややうす暗い。
朝はいつもどおりテンションが高く、気持ちよく市街地を抜けて行った。

昨日に引き続き、うどんが食べたい。
そう思ってうどん屋を探しながら走った。
うどん屋は相変わらずいっぱいあるのだが、朝からやっているところがない。
午前8時、空腹のピークがやってきたので、コンビニで済ますことにした。
ついつい、インスタントのうどんを買ってしまった。
何なら四国にいる間、ずっとうどんでつないでやろうか、というしょうもない野望を抱いてしまった。


しばらく海を左手に、港町を走った。
やがて徳島の街へ着いたのが、午前11時ごろ。
このころ、ようやく太陽が顔を出した。
そのとたん、肌が急に刺激されたので、すぐさま日焼け止めを塗った。
相変わらず、この時期の紫外線は強烈だ。


さらに市街を走ると、ある地点でやたら見たことのある橋にさしかかった。
ここは、かつて日本をまわったころに記念撮影をした、徳島県庁前だ。
そういえば昨日の午後から、日本をまわったときとまったく同じ道を走っているはず。
なのにここの風景しか覚えていない。
人間の記憶って、いい加減なもんだな。

ついついカメラを取り出し、同じようなアングルで撮影してしまった。
通行人には、「なんでこんな風景撮ってんの?」と言いたげな、冷ややかね視線を当てられたが。


午前中は道が軽くアップダウンする程度だったが、徳島市街を越えてからは高低差が大きくなった。

午後2時、やはりうどん屋で昼食。
うどんは、いくら食べても飽きが来ない。
いや、飽きが来ないのではなく、ただ汗をかいて体内の塩分が不足しているから、おいしく感じるだけかも知れない。

そんなことを考えつつ、もっと大事なことを考えなければならないことに気がついた。
宿をどうするか。

目的地としていたキャンプ場は、あと1時間もしたら到着してしまう。
また、ここからすぐ近くに温泉がある。
温泉に入ってから、ゆっくりキャンプ場に向かうというプランが考えられる。

しかし、今のところかなり距離をかせいでいるし、雨とかで足止めを食らうことを考えると、もっと距離をかせいでおきたい。
第一、こんな時間から走るのをやめるなんて、もったいなくて仕方ない。

かといって、目的地としていたキャンプ場を過ぎると、宿泊施設がないので野宿となる。
野宿はいくらか経験があるとはいえ、野宿に適した場所が必ずしも見つかる保証はないし、正直怖い。


気がついたら、後者を選択していた。
「せっかく長い休みなんやし、もっとゆっくりしたら?」と自問しているうちに、ついに目的のキャンプ場を通過してしまった。

このころから、急に雲が厚くなり、薄暗くなってきた。
ここにきて、テンションが一気に下がった。
なぜ、キャンプ場へ行かなかったのか。
激しく自責した。

いっそ、近くの民宿にでも泊りたくなった。
しかし、民宿に泊ったら朝早く出られない。
それなら、さっきのキャンプ場で泊り、朝早く起きて出発したほうが、安上がりだし距離が稼げたはずだ。

ここから先は、ずっと楽しくなかった。
おまけにカエルが鳴きはじめ、雨が降ることを恐れ、野宿すらもイヤになった。
どうすればいいか全くわからないまま、室戸の美しい断崖すら目も留めずに走った。


午後6時半、うす暗さが増してきたころに、道路から海岸へと降りる道があった。
他に野宿できそうなところがないし、降りてすぐさまテントを張った。
少し離れた場所に民家があるが、基本的にまわりには何もない。

まさに、プライベートビーチだ!
もうだいぶ暮れた夕焼けを見ながら、ようやくテンションが高くなりだした。


そして現在、すっかり外が薄暗くなったので、テントでこれを書いている。

1つ、大きな問題がある。
さっきテントを照らしたら、テント内がダニだらけだ!
きっと、先週琵琶湖を1周し終えたときに、テントを干さなかったために発生したのだろう。
体はかゆくならないので人畜無害とは思われるが、寝袋や服などがダニだらけになりそうだ。
せっかく元に戻ったテンションが、またもや下がりだした・・・


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