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ママチャリ若狭湾周遊    【1日目】
● 2005年7月15日(金) はれ 大阪府交野市〜兵庫県三田市 71.3km
旅の目的

京都北部・丹後半島〜福井県中腹までの日本海を、「若狭湾」と呼ぶ。
リアス式海岸であるこの湾にある複数の半島を、可能な限りまわってやろうというのが、今回の目的。
行く予定をしていた半島は、次のとおり。

・栗田半島
・大浦半島
・大島半島
・内外海半島
・常神半島
・敦賀半島

計6つ。
これらがすべてまわれたかどうかは、本文をご参照ください。

あと、なるべく先を急がず、「ゆとり」をもった旅も心がけるようにした。



大阪・モノレールの駅前で休憩。いつもならこんな市街地で
休憩するなんて、めったにないのに。異常だぞ、この暑さ!


廃バス停でテントを張っている図。すぐ右側に国道が通る。
外にいると蚊とハチがいるので、テントにこもりっきりとなった。
湿気を帯びてぬるさを感じる風も、ハイスピードで浴びると心地よい。
最大時速60km、国道をひたすらぶっ飛ばした。
便利なものだな、原チャリは。

なぜ原チャリなのかというと、午前中にバイクの免許を取得するため、試験場へと行ったからである。
有給を1日使い、豪華4連休を実現した。
にもかかわらず、諸事情により今日はどうしてもバイクの免許を取得しなければならない。
せっかくの連休も、これで半日分がムダになってしまう。

それにしても、暑い。
いっそこのまま、原チャリで連休は走り続けようか。
本気でそう考えつつも、一旦帰宅して原チャリを置き、自転車へ荷物を積んだ。


午後1時過ぎ、自転車の旅スタート。
旅の目的地である若狭湾へ行くために、今日は可能な限り北へと進まなければならない。
地図上最も近道である府道2号線、通称「内環状線」を走った。

しかしこれが、見事な選択ミス。
自転車が通れない高架が、やたらと連続する。
バイパス道はある程度慣れているとはいえ、交通量が多く、さすがにコワイ。
何度も高架を回避し、結局遠回りになった。

しまいには、高速道路と並行した道へと変わった。
隣の高速道路とどう道の造りが違うかわからない、まるで高速道路のような道だ。
信号は少なく、合流点もある。
とにかく、はじめっからこんな感じ。
走ってて、とても生きた心地がしなかった。


それにしても、暑い。
7月とは思えぬ暑さだ。
道路状況の悪さも手伝って、スタミナがすぐに切れてしまう。
気がつけば、1時間ごとに休憩していた。
普段はめったに休憩なんかしないのに。


大阪を越え、宝塚を越えたあたりから、道がバイパスから山道へと変わった。
暑さはいくらか緩和されたが、今度は上り坂があるため、さっきより汗が出る。
結局、休憩の頻度は変わらない。

さっきからこれだけ辛い思いをしているのだが、帰りたいとは思わなかった。
「この辛さは、今日たまたま暑いからだ。明日からは大丈夫だ」と何度も自分に言い聞かせ、なんとかテンションを保った。


なんだかんだで、夕暮れが迫った。
しかし今日は野宿を予定していたので、のんびりと構えていた。

先日のGWに、野宿でとんでもない窮地に追い込まれた。
それがどうも自信となったらしく、「人間どこでも寝れる。可能な限り距離を進んだれ」と、ず〜っと自転車をこぎ続けた。


空の明るさがほぼ無くなりかけた午後7時半、ふと対向車線に、草にまみれたバス停を発見。
気がつけば、自然とそっちへ足を運んでいた。
かくして、宿を確保。

どうやら現在では使われていない、廃バス停らしい。
車以外に人通りがなく、国道からは草がカモフラージュとなり、こちらが見えない。
すぐ向かいには大きめの病院の看板が常に光っていて、真っ暗にはならない。
まさに、野宿にはうってつけの場所だ。


が、先ほどからテント内で、のたうちまわっている。
暑い!
1人用の安物テントでは、熱がこもって仕方がない。
かといって外へ出ようとしても、草が多いためか、蚊が多い。

おまけに、車の音がうるさい。
そらぁバス停というだけあって、国道のすぐ隣やもん。

野宿ってのは、熟睡が許されないのかな?


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