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ママチャリしまなみ海道周遊    【1日目】
● 2006年5月3日(水) はれ 大阪府交野市〜兵庫県姫路市 114.1km



国道のすぐ外れが妙に騒がしかったので、立ち寄ると祭りに
遭遇。それにしても、何でこうヤンキーが多いの?西宮にて。


しまなみではありません、明石海峡です。同じ瀬戸内にかかる
橋でも、こちらは世界一。ここも自転車走れたらいいのになぁ。



夕方5時、駅前はぞろぞろと若者が這い出してきているのに、
この商店街だけ妙に静か。カプセルホテルは、すぐ左手にある。
自転車を買い替えた。
もちろん、ママチャリである。

以前よりも小ぶりでカゴが低く、スタンドが不安定である。
しかしながら、「7段変速」というママチャリの常識を打破するような、すばらしいオプションがついている。
果たしてこの機能が、どう影響するのだろう?

このママチャリで旅をするのは、今回が初めてである。
実は買って間がなく、ほんの散歩をする程度にしか走ってない。
そのため、長距離の旅をするのに適しているのか、まったく分からない。
せめて1泊ででも、どこか行けばよかったな。

そんな不安を乗せながらも、旅は決行することとなった。


旅立ちの朝、午前6時半に起床。
目覚めてまずしたことは、朝食でも洗顔でもなく、自転車の準備。
実はホームセンターで買ったスピードメーターを、まだ取り付けてなかったのだ。

最近はどうも、前日までに旅の準備を整えておくことを、怠りがちだ。
旅慣れをした証拠でもあり、悪い習慣でもある。


出発は、その2時間後。
予定を軽く1時間オーバーした。
準備にてこずったというよりは、半年ぶりの旅という不安で、家からなかなか離れられなかったというのがホンネだ。

旅なれしているはずなのに、この臆病さは何だろう。


新しいママチャリは、想像以上に乗りやすかった。
乗りごこちは、前のママチャリとさして大差はない。
むしろ小さくなった分、コンパクトに走れるような気がする。

強いて悪い部分を言うなれば、7段変速の変速機。
変速をする際、一瞬チェーンが空回りするので、ちょっと怖い。
特に、急にダッシュをつけたくて7速から2速へ下げようとなると、2回転ほど空回りしたうえ、ヘタにこぐとチェーンが外れそうになる。

いちばんのメリットとなるべき機能が、思わぬ障壁となろうとは。


さて、道程のほうはというと、驚くほどに退屈である。
今日通った国道1号線〜2号線は、「西日本の大動脈」ともいえるほど、栄えている道だ。
だから視界に流れるのは常に街並みで、坂がほとんどない。
さらには、もう自転車で何度も通っている道なので、風景に飽きている。
一応地図をコピーして持って行ったが、結局一度も見なかった。


姫路に着き、目星をつけていたカプセルホテル「カプセルホテルハワイ」を見つけたのが、午後5時。
まだ空は明るく、日没までに2時間ほどある。
こんな時間に足を休ませるのは、もったいない気がする。
しかしそう急ぐことはないため、ここで泊まることを決めた。

カプセルホテルは、姫路駅からすぐの、商店街の一角にある。
ちなみにこの商店街は閉鎖間際のようで、あちこちで解体工事をしている。


サウナを1時間ちょっと堪能し、夕食を終えて、今は寝床であるカプセルの中にいる。
やっぱり野宿より、こうして屋根のある場所で寝るほうが、ゆっくり安心して眠れる。
しかし、商店街の「駐車禁止」と書かれた一角に堂々と自転車を置いたことと、道路の音がまる聞こえであることが、気がかりだ。

どうでもいいが、大阪では10年前に滅びた暴走族が、ここでは現役バリバリで繁華街を走っている。
うるさいというより、水族館で昔はやったウーパールーパーが未だ飼いならされている姿を見るような、やさしく見守ってやりたい気分になる。


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