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キックボード大阪→広島    【2日目】
● 2010年5月2日(日) はれ 兵庫県明石市〜兵庫県赤穂市



圧倒的な存在感と雄大さを誇る、姫路城。修復
工事中だったのが残念。いつか観光しに来たい。


聖徳太子にゆかりのあるらしい「斑鳩寺」。
敷地内の至るところで、骨董品が売られていた。


路肩が狭く、カーブが多く、上り坂。キックボードで走って
いて、いちばん危険を感じるコンディションである。


赤穂の山に浮かぶ「赤」の文字。もっと時間に余裕が
あり、疲れがなければ、赤穂を観光したかった。
昨夜のビール4本が仇となり、出発してしばらく、やたらしんどさを覚えた。
せっかく居酒屋をガマンしたというのに、ひとり部屋のさびしさで、ついつい飲み過ぎてしまった。


午前中は少し観光しようと、姫路城を目標に走る。
地図上ではすぐにたどり着く、はずだったのだが、なかなか着かない。
疲れが徐々にたまってくるが、「もうすぐ着く!」という意識が常にあったため、あえて休憩を避けた。

が、もうここで限界!
ひと休憩して地図を確認すると、何とあと10分あれば姫路城。
姫路城で休憩できるのがベストだが、休憩を中断して10分走る気力が残っていない。

具体的な目標を作ってしまうと、ついついその目標ばかりこだわってしまう。
やはりなるべく目標は作らないほうが、自分には合っている。


ゆっくり休憩をとってから、姫路城へ到着。
敷地の広さもさながら、天守閣をはじめとするいくつもの建造物があまりにも雄大すぎる。
大学のころ来たことがあるのだが、ここまで感動は覚えなかった。
オトナになった、ということだろうか。

腰をおろしながら、ゆっくり姫路城を眺めた。
ここはまた別の機会に、再訪したいものである。


今日はあまり急がなくてよい。
という意識があってか、再出発してからやたら寄り道がしたくなった。
そのときに、何げなしに目にとまったお寺でひと休みすることに。

「斑鳩(いかるが)寺」という、なんでも聖徳太子が造ったというお寺。
思った以上に門構えがしっかりしていて、境内も広い。

境内では、あちこちで骨董品の露店が広がっている。
定期的に、そういうイベントがあるのだろう。
古いもの好きな僕としては、この寄り道が大当たりだと確信した。
ひと休憩が終わってからは、1件ずつまんべんなく、骨董の品々を物色しては、ニヤニヤした。


再出発後は、あいかわらず市街地。
昨日からず〜っと、市街地が続いている。
気分的なものであるが、キックボードで市街地を走るのは苦手である。
なんかみんなに、「何あの人、ださっ」と見られている気がするためだ。

せめて、誰か話しかけてくれるくらいしてくれたら・・・
と思っていたら、老夫婦の乗る軽トラックが、僕のすぐ横につけてきた。
応援かな、と思ったら、ただ道を聞かれた。
なるほど、今回はテントや寝袋を持ってないから荷物が軽量だし、みんな旅人と思わないのか。


夕方になり、ようやく道は市街地ではなくなる。
と同時におとずれたのは、長〜い上り坂。
斜度はそれほどではなく、平地と同じスピードで走れるのだが、疲れがジワジワとたまる。

それより、歩道がなく、路肩がせまいことが恐い。
トラックに足を踏まれようものなら、その時点で大惨事である。
ヘタすりゃ、二度と旅ができない体になる、と想像すると、ぞっとする。


ようやく長い坂を抜け、目の前には住宅地の密集した、赤穂市街が広がる。
近くに大きな城跡があることから、城下町として栄えた環境が、今にも残っていることがうかがえる。

一直線にビジネスホテルへ行き、ひと休憩を済ませてから、夕食を調達すべく外出。
昨夜のように夜の町をプラプラしよう、という気力がないほど、疲れがたまっていることに気がつく。
おとなしく近所のスーパーへ寄り、食料を買ってビジネスホテルで済ます。


さて、ここ2日の宿は旅する前から予約していたのだが、明日はどこも予約していない。
ペースを考えると倉敷で宿がとれればちょうどよいのだが、倉敷の宿がどこも満室だったのだ。
倉敷から20キロほど先に1軒泊まれる場所があるが、キックボードで20キロの距離は、けっこうバカにならない。

どうしたものか思案しつつ、昨夜にこりて少なめに調達したビールに、物足りなさを感じる・・・


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