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キックボード佐渡島一周    【3日目】
● 2010年9月8日(水) 雨のちはれ 新潟県佐渡市(小木町)〜新潟県佐渡市(姫津)



屋根の上に石が並ぶ、独特の家が何軒も並ぶ集落。
台風や強風の対策なのか?旅っぽい光景である。


まぁ、言われてみれば見えないこともないかな・・・
人面岩とうたうには、若干パンチが弱い気がする。


夕日がきれいだという、七浦海岸で休憩。たいがいの
場所で見る「夫婦岩」、今まででいちばん大きい。


建物がきれい、接客がていねいで、リピーターに
なりたくなるYH。写真は次の日の朝撮影。
いったん午前6時に目を覚ましたが、あいにくの雨模様。
雨宿りがてら二度寝をし、やや小雨が残る午前9時に出発。


しかし1時間も走ったところで、本降り。
やはり台風の影響が強いのか・・・
まぁ島一周ができなかったら、観光に切り替えるのもテである。

などと考えているうちに、雨はあがった。
それよりも、道のアップダウンが激しく、とにかくしんどい。

たまに訪れる集落の家の、屋根が特徴的である。
屋根の上に、大き目の石が何列も並べられているのである。
屋根は普通の日本家屋みたいに傾斜になっているのに、落ちないのかな?
という以前に、何のため?

ガイドブックでもあれば書いているのかも知れないが、そんなもの持っていない。
せめて地元の人に声をかける勇気があればと、いつも思う。


集落もなくなったあたりから、ひたすら海岸沿いの道が続く。
道幅もせまく、小さなトンネルがいくつもあり、いかにも「離島の道」といったところ。

海側には、荒波でえぐられたであろう、さまざまな形の黒い岩が連なる。
きれい!
今までいろんな奇岩・断崖を見てきたが、これほどまでに長距離にわたる美しい岩の光景は、はじめてである。


たまに、名前のついた岩もある。
代表的なのが「人面岩」というもの。

えっ、どれ?
一応岩はあるのだが、人面に見えるものがない。
よ〜く見てみたら、なるほどモアイ像を横から見たような形状のものがある。

僕だけでなく、あとから来る観光客も同じく、「どれ?」とまずはつぶやいていた。


太陽が顔を出したのは、午後3時。
さすがに太陽が出ると、暑い!
昨日から雨で濡らされていた体が、汗でズブ濡れとなる。


やがて市街地へと入る。
商店街に差しかかったところで、ハーモニカの音色が聞こえる。
1人の男性が、何やらプラカードを掲げながら、生演奏をしている。
一度は通り過ぎたが、あまりに気になったため、戻って声をかけてみた。

なんでも、6年間全国を行脚していて、ハーモニカだけで生計を立てているらしい。
こういう形の旅人に出会うのは、はじめてである。
記念に「六甲おろし」を一曲吹いてもらった。


それからは、大自然の続く道と、集落が交互に続く。

七浦海岸という、大きな夫婦岩が印象的な観光スポットで、長めの休憩。
すぐ近くの民宿兼食堂の店の前に荷物を置き、汗ダクのタオルとTシャツをベンチにぶら下げ、乾かす。
休憩の度に、ほぼ必ずやる行動であるが、店内からの冷たい視線をやたらと感じた。


夕方、スーパーで夕食を買っているうちに、あたりが真っ暗になる。
街灯が少なく、足元が見えないので、走ると何度もつまずく。

それより、予約しているユースホステルの場所が、わからない。
この集落の中にあるだろう・・・ということは見当がつくのだが、看板が見当たらない。
電話をしようとしても、携帯電話は圏外。

アバウトな地図ではわからず、とにかくカンだけを頼りに、なんとか見つけた。
建物は非常にきれいで、何よりものすごくていねいに接客をしてくれる。
立っていることすらおっくうなくらい疲れた体には、何より心地よい。
ただ、お風呂が小さく、1人ずつ交代で入らないといけないため、すぐ入れないのが残念。


部屋で天気予報を見て、思わずガッツポーズ。
あれだけ「来る!」といっていた台風が、なんと消滅している!
こんな奇跡が、あるものだろうか。


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