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キックボード佐渡島一周    【5日目】
● 2010年9月10日(金) はれのちくもり 新潟県佐渡市(両津湊)〜新潟県佐渡市(小木町)



日本最古の鉄製灯台「姫埼灯台」。何かかわいい。
この低さで、ちゃんと灯台の機能を果たすのか?


どう見てもただの民家にしか思えない、診療所。
ちょっと昔見たドラマを、少しだけ思い出す。


昔は赤泊港に着く船に対して、荷物を検査してそれに
ともなう課税をしていた・・・ということが勉強できる人形。
宿代を払う際、時間があればと、宿の裏手へ案内された。
縁側から裏庭を出ると、大きな湖が見える。
お宿の方が、ごていねいにも景色を楽しんで行くよう、すすめてくれたのだ。
湖の向こうに見える山あいと、周囲に広がる街並みがきれいである。

さらに、ウミネコの餌付けも体験させていただいた。
かっぱえびせんを宙に放り投げ、タイミングよくキャッチ。
単純なことだが、純粋に楽しい。


さて、今日が最終日。
台風で島一周できるか心配だった初日とは対照的に、今日はたっぷり時間がある。
出発してすぐ、あえて本通りを外れ、海岸沿いの道を走ることにした。

ハイキングコースとして、歩道が敷かれている。
はじめはよかったのだが、徐々に道がガレて、しまいには歩くことすら困難な道へとなる。
こんなんなら、素直に本通りを走ればよかった。

しかし、こんなガレて誰も近寄らないと思われる道にも、湾があり漁船が何艘か並んでいる。
まさに観光旅行では味わえない、ただならぬ生活感!


休憩がてら、日本最古の鉄製灯台という「姫埼灯台」へ。
車1台がやっと通れるようなせまい道を進み、生い茂った草をかき分け、ようやく灯台へ。

そのさまは、僕の知っている灯台とは違う、背の低いもの。
昭和のロボットアニメのようないでたちは、何とも愛嬌がある。


そこからは、小さな集落と、それをつなぐアップダウンのある道が、ひたすら続く。

たまたま通り過ぎたガソリンスタンドに、驚いた。
車2台分という小さな規模ではなく、ガソリンの相場。
家の近くでは120円ちょっとだというレギュラーガソリンが、何と152円!
まぎれもなく、今まで見たガソリンで、いちばん高い。

あと、ただの民家と思いきや、よくよく見ると診療所だという家屋。
ついつい、あのドラマを思い出す。
こういう場所の医者は、幅広い知識が必要だろうし、大変だろうな。


島の上陸先であった赤泊港へ到着し、これで無事、島一周達成!
小さな展望台へのぼり、どしゃぶりだった初日とは少し違って見える町並みを眺める。

さらに周囲を散策。
蝋人形(?)を使った、昔の番所の再現であったり、昔の消防車であったり。
博物館に置いてそうなものが、公園に無料開放されている。


ひととおり赤泊を楽しんだところに、旅の荷物をくるんだ自転車に乗る、1人の男性を見つけた。
しばらく孤独だったこともあり、なんのためらいもなく話しかける。
ほんの談笑のつもりが、30分も立ち話をしてしまった。
旅人同士の話は、本当に話題に尽きない。


まだ時間があったので、2時間かけて隣の小木港へと移動。
午後5時、小木港に到着したが、それでもまだ時間が余る。
そういえば、1日目の宿の近くに、温泉があったな。

ということで、温泉へ。
高台にあり、港を一望できて、絶景!。
旅をしめくくるには、最高のロケーションである。


雨と、灼熱と、絶景。
あいかわらず出会いの少ない旅であったが、日常生活から大きく離れ、これ以上ないリフレッシュができた。
転職という区切りとしても、実に有意義な時間であった。
また新しい職場でも、リフレッシュしたいときは、旅に出よう。

帰りの高速船で、スーパーで買ったお造りをアテにビールを飲みながら、あらためて旅というもののよさを噛み締めた。


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