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キックボード淡路島一周    【3日目】
● 2011年10月10日(月) くもりのちはれ 兵庫県南あわじ市〜兵庫県淡路市



淡路牛丼は個性が勝負?どのお店も見た目が
斬新。ここは牛丼よりむしろ、うどんがおいしかった。


心身ともに疲れ果てた矢先の温泉は、最高!ぬるいし
他の客いないしで、いつまででも居座りたくなる。


夕日を見ながらのラストラン。帰りたくない
気持ちと、早く帰りたい気持ちが交錯する。
ちょうど太陽が出始めた午前6時に目覚め、すぐさま朝食を用意。
ライダーのお兄さんも、じきに起きてきて、共に朝食をとる。
野宿特有のまどろんだ朝の雰囲気を、こうして人と過ごすのははじめて。
昨夜とは打って変わって、言葉も少なめに「朝」という神聖な時間を味わう。

テントをたたみ、太陽が本格的に昇ったところで、いよいよ出発。
お兄さんとがっちり握手を交わし、お別れ。


最終日でありながらも、けっこう距離が残っている。
それでも、あくまで「ゆとりの旅」を意識して、1時間ごとに休憩をとる。


午前中は、峠と港町が続く。
ようやく市街地である五色町へと着いたころ、タイヤが壊れる。
今回の旅では、今まで使い古したタイヤばかり持ってきていたため、タイヤがすぐに壊れる。

しかしこの段階で、残りのタイヤはあと2つ。
そのうち1つは、もうボロボロでいつ壊れてもおかしくない状態なので、実質あと1つである。
ここにきて、完走できないのでは、という危機感に襲われる。
最悪、タイヤが壊れたら歩いてでも、一周は果たしたい。

タイヤを交換したころの時間は、午前11時。
すぐそばに、レジャー施設がある。
そこにはレストランもあり、温泉もある。

時間的には寄ってもいいのだけれど、高台にあるというのがネック。
高台へ上るにはやはり歩く必要があるため、時間のロスとなる。
それに、今ここで時間を使ってしまうと、昼過ぎに気持ちがあせってしまい、「ゆとりの旅」ができない。
結局、先へ進むことを選んだ。


そこから2時間半、休憩なしで走る。
あせらずゆとりをもって走ろう、と決めたばかりなのに、結局あせりながら先を急いだだけ。
途中からおなかが空いたのに、まわりに食堂が見当たらなかったことも、先を急ぐ一因である。


ようやく昼食にありついたのは、午後2時過ぎ。
「そば処 和千里」という、古きよき和食店。
もちろん、注文したのは淡路牛丼。

牛肉は、残念ながらパサパサしている。
しかし、肉の量が多いし、タマネギが肉のパサパサ感をカバーするようにおいしい。

そして何より、タレがめちゃくちゃおいしい。
どうやら、お店の看板料理は、牛丼ではなく穴子料理のようだ。
タレがおいしいのも、うなずける。


そこからすぐにある、「海若の宿」という宿の日帰り温泉へ。
先に1名のお客さんがいただけで、ほぼ貸切状態。
とにかくお湯がぬるく、全然のぼせない。

先ほどまで急いで走っていたことがウソのように、ゆったりとくつろぎながら長湯をする。
まるで布団に入っているような感覚に襲われ、寝ているのか起きているのかわからない状態で、2時間ほど入り浸った。


そこから1時間ちょっとで、ゴールであるフェリー乗り場へ。
日没直前の、午後5時半。
いつも旅の最終日は、たいがい早めに切り上げがちなので、まるまる旅を楽しめた気持ちがして満足。

最終日はちょっとあせったりもしたが、30歳からずっと理想としていた、「ゆとりの旅」をできるようになったな、と実感。
今後の旅の方向性にも影響する、とてもよい旅だったな、という満足感でいっぱいである。


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