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キックボード大阪→東京    【8日目】
● 2011年8月19日(金) くもりのち雨 静岡県熱海市〜神奈川県藤沢市



午前9時だというのに、観光客の足が途切れない、
小田原城。これから数時間後、雨に泣かされる・・・


一見、3,900円にはとても見えない、第一イン湘南。
天気さえよければ、界隈を観光できたのに!
宿のチェックアウトの際、宿の方から、ペットボトルの麦茶とチョコレートをいただいた。
最後まで、本当に親切でありがたい。

ほっこりした気分とはうらはらに、出発早々から、アップダウンの坂道が連続する。
勾配がきついので、いつも以上にしんどい。
カーブが多いし路肩が狭いし、本当に生きた心地がしない。


坂から開放されて、小田原の街へ到着。
特に寄るつもりはなかったが、気がつけば小田原城へ足を運んでいた。
この旅で何度かお城に寄っているが、お城というのはどこも涼しくて気持ちがよい。

ゆっくりベンチで寝転んでいると、次から次へと観光客がやって来る。
午前9時だというのに、これほどまでに人気だとは。


休憩後、街道を走っていると、どんどん雲が厚くなってくる。
いつ降り始めても、おかしくない天気。

対向車の、車体の濡れ具合を常に確認。
急に雨が降り出したときに、雨宿りができる場所を常に確認。
こういう状況で、冷静に雨対策ができるのは、ひとえに経験の賜物であろう。


何度か小雨が降るも、気にせず進む。
しかし雷鳴が聞こえたところで、とっさに近くの橋の下へと避難。
タイミングぴったり、その直後に本降りとなった。

雨は1時間以上降り続く。
じっと座っていると、どんどん体温が奪われる。
橋の下をウロウロと歩きまわり、なんとかこごえるのを回避。


ようやく小雨になったところで、再出発。
しかし、雨は再び強くなる。

天気予報では、今後雨は強くなるそうだ。
下手に雨宿りをくり返すより、開き直って走ったほうが賢明だろう。
体が濡れてしまっている以上、止まると体温がすぐに奪われてしまうためだ。
ズブ濡れになりながらも、ただひたすら心を無にして走る。


ホテルに着いたのは、午後3時半。
いつも以上に早い時間である。

3,900円とは考えられないくらい、大きくきれいなビジネスホテル。
そんな中、ズブ濡れで泥まみれの体で入ることが、どれだけ気の引けることか。


さすがにチェックインが早すぎて、時間を持て余す。
街を徘徊しようにも、雨が強くて動き回れない。
だいぶ都会に来たというのに、ホテルに缶詰というのは、悲しいことである。


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