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キックボード四国一周〜前編〜    【4日目】
● 2012年5月1日(火) はれのちくもり 徳島県徳島市〜徳島県美波町



阿波福井駅は、駅舎がうどん屋さん。
プラットフォームでうどんを食べる、優雅なひととき。


ウミガメの産卵地として名高い、美波町。「うみがめ館」に
たくさんのウミガメが飼育されており、見ていて癒される。


美波町の町並みは、とにかく素朴。こういう場所で、
1週間でもいいので生活をしてみたい。
天気予報ではくもりと言っていたのに、天気は快晴。
気温も高く、朝から暑い!
もしかしたら、快晴は雨天の次にツライものなのかもしれない。

走っていると、後ろから来た自転車の人に、写真を撮らせてくれと呼び止められた。
今回の旅は、やたらと写真を撮られている気がする。
60歳くらいだろうか、その人は何と、自転車で日本一周している途中だという。
「キックボードだなんてすごい!」とほめられたが、僕からしたら高齢での日本一周のほうが、よほどすごい。


午前中は、かなりハイペースで進む。
そんなに急がなくてもいいのであるが、逆にそんなゆっくりしすぎる必要もないので、あくまでマイペースで走る。


昼食は、駅舎がうどん屋になっているという、珍しい場所。
まわりに民家が少ないし、味は期待できないか・・・と思いきや、これがけっこううまい!
しかも、ボリュームもかなりあって、普通に満足である。

食べ終わって、やや雨が降ってきたこともあり、少し長めに休憩をとる。
その間、お客さんもいないからだろう、お店の人も話しかけてくれて、楽しいひとときを過ごした。


お昼からは、軽くにわか雨が降る程度で、くもっていて涼しい。
やはり、このくらいのコンディションが、走るにはベストである。

地図上では昼から坂道だらけなのでしんどい、と覚悟していたのだが、意外になだらか。
おかげで、午後2時半には宿へ到着した。


早めにチェックインさせてもらってからは、いざ観光。
ここは、NHKドラマ「ウェルかめ」の舞台にもなった、美波町。
個人的にドラマのファンでもあったので、心おどる。


まず向かったのは、宿のすぐ近くにある「うみがめ館」。
この美波町は、ウミガメの産卵地としても有名で、この施設ではウミガメの飼育もしているのだ。
もちろん、ウミガメにまつわるさまざまな説明が、要所要所にある。

他にやることがないから、というよりは、入館料の元をとりたいという意識が強く、1時間半も居座った。
おかげで、だいぶウミガメには詳しくなった。


続いて、町の散策。
町並みも建造物も、昔ながらあるというか、おそらく昭和中期ごろはこんな雰囲気だったのかな、と思えるレトロなもの。

中には、20世紀初頭に造られたという銭湯が、「世間(せけん)遺産」という形で保存されていたりする。
歩いていてまったく飽きず、おそらく道という道をほぼくまなく歩いたのではないだろうか。


ようやく宿に帰り、夕食。
ひとり旅ではいつも素泊まりだが、今回は夕食付きである。
ちょっとした懐石料理で、古くあまり見栄えしない宿の割には、なかなかおいしい。

こうなると、どうしてもビールが欲しくなるところ。
ではあるが、6,700円という普段の倍もする宿代を考えると、頼む気がおこらなかった。

根っからの、貧乏性である。


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