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キックボード四国一周〜後編〜    【5日目】
● 2012年8月14日(火) 雨のちくもり 愛媛県宇和島市〜愛媛県大洲市



トンネルを抜けると、そこにはまたトンネルが。
上り坂だけでなく、路肩の狭さも疲れの要因。


川の向こうにある小高い丘と、その頂にそびえる大洲城。
城はレプリカでも、風景は昔ながら変わっていないだろう。
午前5時に目覚めるも、今日は天気予報のとおり、雨。
勢いがそう強いわけではないが、今日はそんなに走る距離はないし、無理して出発する必要もない。
天気予報とにらめっこしながら、二度寝をしてのんびり過ごす。

チェックアウトの時間ギリギリまで待機し、午前10時にレインコートを着用して出発。
あいかわらずレインコートはサウナのように暑く、朝から汗が止まらない。
そんな状況なのに、朝から峠越えである。


ひと山越えて、雨が上がってからは、さらに難所の「宇和街道」。
ひたすら続く上り坂は路肩が狭く、トンネルが10個も続く。

1つ目のトンネルの手前に、反射素材を使ったたすきが「ご自由にお使いください」と準備されている。
こんな道でも歩行者が多い、お遍路文化のあるこの島ならではの心づかいである。
たすきを着けている、というだけで、トンネルに入ったときの安心感が違う。

途中、車の人に呼び止められる。
いったん僕の姿を見て、わざわざ引き返してくれたそうな。
この道は危ないから、よかったら車に乗らないかという、逆ヒッチである。
本当にありがたいが、最後まで自分の足で走りたいという気持ちがあるので、申し訳ないけどお断りした。

かつて自転車で上ったときは、力尽きて途中の路肩で野宿したほどの難所。
と腹をくくっていたが、思っていたほどバテなかった。
雲が厚く、涼しかったせいだろうか。

最後のトンネルで何度も横滑りしながらも、ようやく峠。
谷のすき間から海が見える絶景・・・は、やはり雲のおかげで眺めることができず。
汗を流した後のごほうびくらい、味わいたいというのに。


間もなくして、大洲の町へ到着。
あいかわらず到着時間が早く、少し散策。
町でひときわ目立っている、大洲城へと向かう。

城といえば普通、天守閣までえんえん上り坂が続きがちだが、比較的低い場所にある。
とはいえ、城のすぐ下にある大きな川と、富士山のようにきれいな形をした山があり、なかなかの絶景を楽しめる。


ホテルへチェックインしてからは、買い出し。
駅前へ出向くが、たくさん民家はあるものの、開いているお店がほとんどなく、静か。
この旅でいちばん静かな町かも。
にぎやかすぎるのも風情がなく味気ないが、散歩のしがいがないというのも、困りものである。


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