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キックボード京都→福井    【3日目】
● 2016年8月7日(日) はれ 福井県敦賀市〜福井県福井市



早朝だというのに、ビーチには多くの車が泊まり、
大人も子どももはしゃいでいる。うらやましい。


トンネルの脇に、たまたまあった洞門。
間からコバルトブルーの海も見えて美しい。


洞窟内にお堂のある「玉川洞窟観音」。
ゲームならラスボスがいそうな雰囲気。


宿の隣の居酒屋「れいちゃん」。お造りが
とにかく新鮮でうまく、ビールが進む。


純和風の部屋は広く、1人では少しもて余す。
部屋で夕食をとりたいが、金額がハネ上がる。
朝から、海の景色が続く。
特に、ビーチが多い。
午前7時という時間でも、すでに入水して遊んでいる人が、わんさかといる。
ひとり旅の最中、こうしてグループで楽しんでいる姿を目の当たりにすると、さびしい気分に襲われる。

海沿いは、比較的アップダウンが少ない。
これなら、きっとタイヤの負担も軽いだろう。
と思っている矢先、出発1時間で壊れる。

覚悟はしているものの、やはりショックである。
今回の旅だけでなく、今後もこんな頻度でタイヤが壊れ続けるのであれば、キックボードの旅自体が成立しなくなる。
何とかして、原因を突き止めたいところである。


昼食は「道の駅 越前」で海鮮丼をいただく。
海鮮丼の味よりも、やはりタイヤのことが気がかりだ。
というのも、先ほど変えたばかりのタイヤも、すでに異音がしていて壊れそうなのである。

あと、現在走っている道が、鉄道と離れた場所であることも心配だ。
若狭湾沿いに北上しているのだが、次に鉄道近くを通るのは、少なくとも明日の昼ごろ。
果たしてそれまで、残りのタイヤで走りきれるのか。


食後は、暑さが和らぐ午後2時半まで昼寝。
昨日と同じく、タイヤが熱にやられているのではないか、という仮説によるものである。
時間がもったいなく感じるが、灼熱のアスファルトにタイヤを転がすことを回避することが、今は最優先だ。


再出発後も、相変わらずビーチが続く。
あと、やたら目につくのが、密漁。

密漁がバレて、40日間拘束された人がいる、と知人から聞いたことがある。
それくらい、密漁は罪深いものだと思っていたのに。
福井では、黙認されているのだろうか。


途中、「玉川洞窟観音」へ寄る。
名前のとおり、洞窟が本堂として使われている場所である。

入り口に鳥居が設けられ、神社っぽい風格があるものの、お寺である。
鳥居をくぐると事務所があり、参拝料100円を払うと、線香とローソクを手渡される。
そこからきれいに整備された小さな庭を横切り、洞窟へ。

入り口から両側に、石仏がずらっと並ぶ。
西国三十三箇所の“お砂踏み”ができるようになっているのだ。
ようは、33体の石仏を参拝することで、西国三十三箇所をまわったのと同等のご利益をいただける、というオトクなものだ。

で、奥に本殿がある。
ローソクと線香を供え、本殿にあがりこみ、合唱。
洞窟という薄暗い空間が、神聖というか厳かというか、独特な雰囲気をかもしている。
しばらく長居したのは、その雰囲気にひたっている、というよりは涼しいからである。


それから、やはりタイヤは壊れて、最後のスペアタイヤをつける。
何とか今日中はもってくれ、という念願は叶い、目的地である茱崎町へ到着。

事前に宿から「まわりに何にもない場所」と聞いていたが、小さな商店や料理屋がいくつかある。
宿の隣にいい雰囲気の居酒屋「れいちゃん」があったので、夕食を済ますことに。
ただ、お店が午後7時までというのが驚きである。

お刺身定食をいただいたのだが、ボリュームが多いうえ、めちゃくちゃうまい!
海の近くへ来たときは、スーパーの刺身でも十分うまいのだが、そんなレベルではない。
思わず、焼き魚も注文し、小鯛の塩焼きもおいしくいただく。
もちろんビールもいただき、調子づいて大2杯・中1杯と奮発してしまう。


お宿は民宿で、他のお客さんの声がもれている。
特に、宿に入ってから絶えず聞こえる、子どもの“吠える”声が常に耳につく。

そんなことより、心配なのはタイヤだ。
間違いなく、明日中に旅が終わる。
いさぎよく割り切り、いったん宿をすべてキャンセルし、旅が終わったときの別の遊び方を模索する。
せっかく長期休暇に遠出してきて、4日で家に帰るは、あまりにももったいないからだ。


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