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キックボード東京→茨城    【4日目】
● 2018年5月1日(火) はれ 千葉県南房総市〜千葉県御宿町


手こぎの渡し船で寄る「仁右衛門島」。小さな
島だが観光スポットが多数あり楽しめる。

「潮騒市場」でいただくお造りは鮮度抜群!
ビールが飲めないのは酒飲みとして生き地獄。

山道に歩行者専用のトンネルはありがたい。
壁全体が水族館ぽく彩られ気分もいい。

「小湊温泉」の足湯でひと休憩。最近は
多くの温泉街でも無料足湯があってうれしい。

日蓮宗の大本山「誕生寺」。敷地に複数ある
建物のどこかしらで読経が聞こえてくる。

昨夜に続きオシャレなお宿。ガーデンやアート
作品も並び、長居できないことが悔やまれる。

名物「勝浦タンタン麺」をいただく。具だくさんで
うまいんだが、どこかで食べた味がする。
朝風呂も入れるとのことだったので、早めに起きて入浴する。
ペンション特製のホットサンドをロビーで孤独にいただき、午前8時に出発。

暑い!
初日から暑い日が続いていたが、今日は特に暑い。
朝風呂のほてりも影響しているのかも知れない。

しばらくはサーファーの多いビーチ沿いを走る。
サーフィンは時代遅れのレジャーだと思っていたが、ここまで人口が多いと、自分の中の偏見が誤っていることを認めざるを得ない。


今日は比較的距離が短めなので積極的に観光しようと、まず寄ったのが「仁右衛門島」。
周囲4キロの小さな離島で、島の名前の由来となっている平野仁右衛門さん所有のもの。
面白いのは、この平野仁右衛門という名前は代々継がれており、現在の仁右衛門さんは38代目だという。
手こぎの渡し船で渡る、というのも個性的でよい。

島内は立体的で、観光用に順路が整備されている。
小さな神社や展望台、公開された仁右衛門さんの家をまわり、海岸でゆっくりたたずむ。
キックボード旅を忘れ、すっかり旅行者のような気分になる。
また、なぜか朝から気分が冴えなかったのだが、すっかり晴れた。


昼食は「潮騒市場」という複数の飲食店が並ぶドライブインの一角で、お刺身定食をいただく。
昼から刺身をいただくなんて、何か贅沢な気分だ。
屋台風の雰囲気も手伝ってビールが無性に飲みたくなるが、もちろんそこはガマン。


昼過ぎも、観光に力を入れる。

まずは「天津神明宮」。
別名「房州のお伊勢さま」とも呼ばれているそうで、そこそこ規模が大きい。
千葉ロッテの選手たちも祈願に来ているらしく、いくつものサインが並んでいる。

続いて「小湊温泉」。
温泉にこそ入らなかったものの、無料の足湯でゆっくり脚の疲労を落とす。

さらに足湯近くの「誕生寺」へ。
ここは日蓮宗の大本山で、広い境内にいくつもの建物がある。
じっくりまわれば2時間は潰れそうだが、さすがに観光しすぎて時間が気になるため、あまり長居できず。


誕生寺から延びる道は国道128号線の旧道で、細く険しい上り坂。
平坦な道だらけだった今回の旅で、はじめての難所である。
車がほとんど来ない点は走りやすいし、断崖から見下ろす海の景色はきれいだ。

国道へ合流してからは、さらに上り坂が続く。
体力的にはきついが、やはり上り坂があってこそ、キックボード旅をしているという自覚ができる。


峠を越えて長い下り坂を走った途中に、今日の宿がある。
外装も内装もリゾート感があり、もっと早めに到着してくつろぐべきだったと後悔する。

宿の人は気さくで、キックボード旅についてずいぶん食いついてくれた。
旅をしていると、だいたいチェックイン時にキックボードのことで驚かれる。
しかし今回の旅においては、今日がはじめてである。
人のことには干渉しないという、関東独特の風土なのだろうか?

風呂上がりは、ベッドの上でしばらく動けず。
今日はあまり長距離走っていないはずなのに。
もしかして、疲れが蓄積しているのだろうか。


重い腰をあげて夕食を漁りに外出したのは、午後8時。
駅前だというのに、どこのお店も閉店が早い。
比較的宿から近く、遅くまでやっている居酒屋を見つけて入ってみる。
生ビールが600円もすることと、他のお客さんと話せそうにない雰囲気から、長居はやめようと決意。

ムツの塩焼きでビールを飲み干してからは、いきなりシメのラーメンをいただく。
「勝浦タンタン麺」という、このへんの地域のB級グルメだ。
ニラとそぼろ肉のもやし炒めが乗っかった、中華風味の強いもの。
うまいのはうまいが、これってほとんど「スタミナラーメン」では?


帰りにコンビニでビールを買い、部屋で飲み直しながら明日の道を調べる。
すると思わず、血の気が引く。
予定よりも20キロも長い!
ざっくり計算しても、2時間半の大誤算である。
もっといえば、1日80キロ超えというのは久しぶりなので、ちゃんと走れるのだろうか。

とりあえず早起きをしなければと、急いでビールを飲み干し、すぐさまベッドに入った。


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