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キックボード茨城→宮城    【5日目】
● 2019年5月1日(水) くもり 福島県福島市〜宮城県岩沼市


見た目がすでにおいしい「白石温麺」。
味も具材も量も、大アタリである!

日本にある城のほとんどはレプリカだが、
せめてもう少し古さも再現してほしい。

日本三稲荷のひとつ「竹駒神社」。本殿こそ
新しいが、境内全体は古風あふるる風情あり。

宿というより部屋やん!こういう宿を最近
よく見るが、安くて居心地が抜群によい。
旅の最中はつい早寝をしてしまうので、年号が「平成」から「令和」に変わる瞬間を楽しむことができなかった。
まぁ、深夜まで起きていたとて、温泉宿でひとり楽しむこともできないわけだが。

今日は走行距離が短めなので、朝はゆっくり温泉につかり、午前8時に出発。
すっかり雨もやみ、太陽は出ていないものの雲は薄くて明るい。
やはり天気が違うだけで、気分がぜんぜん違う。


昨日までは誰にも声をかけられなかったのに、朝からいろんな人に呼び止められる。
電動車いすに乗ったおばあちゃん、街路樹に水をやるおじいちゃん、家から出てきて外出しようとしているおばちゃん、自転車の人。
あまりに連続するので、このあたりの県民性なのかな?と思わざるをえない。
朝から上り坂が続いてしんどかったが、みなさんから元気をいただく。


山道を抜け、市街地である白石市に着いたのは正午前。
このあたりの名物だという「白石温麺(うーめん)」をいただくべく、「ううめん茶房 清治庵」へ。
物販コーナーの奥に、食堂が併設されている。

注文した「けんちんううめん」は、みそ出汁に野菜がふんだんに入ったもの。
温麺は正直、素麺との違いがよくわからない。
とにかく具材が多く、ひと口ごとに微妙に違った味わいを楽しめ、最高にうまい!
ここでも、女性の店員さんにキックボードのことに触れられ、会計後に「がんばってください!」と見送られた。


時間があるので観光をするべく、近くにある「白石城」へ。
そんな高所にあるわけでもなく、天守閣まわりは芝生広場があってきれい。
ただ、お城自体がきれいすぎて、あまりにもレプリカ感が強い。
天守閣を登る気にもなれず、長居することなく後を去る。


そこからは国道ではなく、あえて県道を走る。
とにかく車通りがほとんどなく、風景も素朴でとても爽快。
キックボード旅において、車というものが意外にストレスになっているんだなぁ、とつくづく感じる。
こう見えて、ドライバーの邪魔にならないことに気を遣いながら走ってるわけだし。

このまま県道を走り続けよう、とも思ったが、徐々に路面が荒れてきたので、結局5キロほど走ってから国道に合流した。


なかなか休憩できそうな場所がなく、2時間ほど走り続ける。
時間的に、そんなハイペースに走る必要はないのに。

もっと観光をしなければと、地図を頼りに見つけたのが「竹駒神社」。
日本三稲荷のひとつとして有名らしい。
稲荷というから、朱色の鳥居やきつねの像が多数並ぶ光景を想像していたが、残念ながらそれはない。
古く大きな門をくぐると、目の前には意外にも新しい本殿があらわれる。
何でも、平成2年に放火され全焼し、再建されたそうな。
なるほど、鳥居の手前から何度も目にした「特別警戒中」という看板の意味はそういうことだったのか。


神社のすぐ近くにある宿には、午後5時半に到着。
宿というより、ウィークリーマンションのようなシステムのところだ。
部屋の清潔さと生活感のある空間は、日常も旅も忘れさせてくれる。

チェックインもいつもより早めだし、久しぶりにゆっくりとした夜を過ごす。
やはり夕方以降は、こうあるべきだ。


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