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ママチャリ姫路往復    【2日目】
● 2004年5月2日(日) はれときどきくもり 兵庫県姫路市〜大阪府交野市 105.1km

姫路健康ランド・補足

姫路健康ランドのことをボロカスに書いてしまったが、一応良い点も書いておきます。

何より、値段が安い!
朝食付き・温泉付きで、わずか3,300円だ。
ユースホステルでもだいたいこのくらいの値段だが、温泉付きとなると、やはり破格と言わざるを得ない。

そしてその温泉だが、ひのき風呂・泡風呂・サウナ・打たせ湯・露天風呂など、種類が多い。
露天風呂は、やたら虫が浮いているので若干難はあるものの、お湯がぬるめなので、疲れをとるにはもってこいだ。

外装や接客面をガマンできるのであれば、旅の宿としては完璧だ。




歩道が広く、左手には田舎の風景の、国道250号線。
日本の国道は、どの場所でもこうあってほしいものだ。

先へ進むべきか、引き返すべきか。
今回出発前からずいぶんと悩み、「出発」という決断をしたはいいが、ここに来て再び迷いが生じた。

午前6時。
カプセル内のスペースの中で目を覚まし、備え付けのテレビに天気予報をうつしながら、しばし考えた。

どうも、しまなみ街道の入り口である広島は、天気がよろしくないらしい。
今夜から雨が降るとのことで、さらに明日・あさって共に、降水確率が50%だ。
降水確率をどこまで信用するかという問題もあるが、冷静に考えてみた。
つまり統計的には、明日・あさってともに「雨が降らない」確率は、25%。
ちょっとリスクが高いんじゃないかな?

しかし、ここまで走って来て引き返すのはどうだろうか。
昨日来た道は「つまらない」ものだったのに、さらにそれを引き返すという行動は、精神的に耐えれるものだろうか?


その他、いろんな思いが巡り巡って、1時間経った。
「引き返す」。
結局、そう結論づけた。

今までの人生を振り返り(って極端な言い方だが)、気分が乗らないものを続けて、良いものになったためしが、極めて少ない。

例えば、大学時代に雪山のペンションに居候したことがあった。
1年前に行ったペンションが妙にいい感じだったので電話してみたら、どうも電話口で違和感を覚えた。
さらに行ってみて、ペンションの名前が同じで、全く違うペンションであることが発覚。
僕と一緒に勤めていた東京の男がいたが、結局この片割れがやたらとえこひいきを受けるわ、家族ぐるみでいじめを受けるわ、さんざんな2ヶ月を迎えた。

その他、前行ってた会社、地元のホームページ制作ボランティア団体など、はじめに「違和感」を感じたところは、結局自分にとって害のものとなった。

そんなことが頭によぎったため、引き返すことにした。


そうと決まれば即行動、朝食をとってすぐ出発だ。
基本的に大阪までの道のりは、国道2号線という大通りがメインとなり、これを外すことは難しい。
しかし明石までの2時間ほどは、国道250号線という道が海側にあったため、そこを選んだ。
何より歩道が広く、かつそんなに信号がそんなに多くなく、実に快適に走れた。

しかし昨日と同じく、明石から大阪までは特記することがない。
心に残ったことは、帰省ラッシュで車が思いっきり渋滞しているのを横目に、スムーズに走ったことだ。
自転車で旅するときの、隠れた醍醐味だ。


帰宅したのは、午後4時。
念願の甥っ子とも会え、何より。

しかし、顔を見ていきなり泣かれた。
全く子供って奴は、人の苦労も気持ちも理解してくれないものだ。


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