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天の川温泉センター   天の川温泉
●電車 近鉄吉田線下市口駅から奈良交通バス庵住行きで90分、坪ノ内下車徒歩10分
●車 西名阪自動車道郡山ICよりR24号、R169号、R309号を利用。約65km

温泉データ(2004年10月現在)
所在地 吉野郡天川村坪内
営業 11:00〜20:00
定休日 火曜(祝日の場合翌日)
料金 【大人】510円
【小人】150円
泉質 ナトリウム炭酸水素塩泉・26度
効能 リウマチ性疾患・運動器障害・神経まひ・神経痛・病後回復・疲労回復 他
種類 高野槇大浴場・露天風呂
休憩室 和室の大広間(飲食料持ちこみ可・禁煙)
施設 大広間







プールとかキャンプ場とか、施設を利用せずに純粋に「温泉」
を楽しみたいのなら、迷わずここ。湯上がりがもう最高!



村の一角に、ひっそりとたたずむ天の川温泉。ちょっとした
秘湯のような雰囲気もある。お風呂は最高に良い!

「陀羅尼助(だらにすけ)」という薬があるのは、ご存知だろうか。
かつて江戸時代に、万病の薬として広く愛用されていた、黒くて小さな丸い薬だ。
現在でも、腹痛の薬として使われている。
1つの袋に、20粒もの玉がコロコロと入っているのが印象的で、薬局によってはけっこう置いていたりする。
その「秘薬」の製造元が、奈良県・吉野にある天川村である。

村というだけあって、民家が少ない。
絵に描いたような、「日本の田舎」がえんえんと広がっている。
この村のシンボルが、何といっても村の名前にもなっている、河川「天川(てんかわ)」だ。
キャンプ場がいくつかあったりして、ちょっと足を止めてついつい川辺に足を運びたくなる。

この天川をずっと川上に上ると、天の川温泉センターがある。
センター内には木造のテーブルや椅子があり、自然とのふれあいを大切にした感じだ。
こんなところに、健康ランドみたいにキレイな施設があったら、風情丸つぶれだからね。

まず料金を払ってから、貴重品を更衣室手前の小さなロッカーに入れる。
更衣室に入ると、荷物や服を、ロッカーに入れる。
つまり、鍵を2つぶらさげた状態で、温泉へつかる必要があるのだ。
セキュリティー面に万全を期しているのはありがたいが、体を洗うときなどはちょっとうっとうしい。

浴槽は、室内に木製のものが1つ、露天に石製のものが1つ、合計2つある。
露天のお湯は、室内のものより少しぬるい。
それもそのはず、室内のお湯をあふれさしたものが、露天へと流れているからだ。
露天につかっているときに、室内に人が入っていると、少し汚い感じがする。

お湯は、ややぬるぬるとした感じがする。
お湯にこういった特長があるのは、何とも温泉ちっくでステキだ。

景色は山あいが一望出来てなかなかのもの。
しかし、運悪く河川工事をしている。
現場の人に丸見えでだったら、ちょっとイヤだな。
まぁ、距離があるので、見られてもナニがナニだかわからないと思うけど。

風呂上がりは、テレビの付いた広い和室でゆったりとできる。
飲食物の持ち込みが認められているというのが、良心的でうれしい。
景色も良く、ゆっくりと落ち着ける。

また、肌をこすりあわせると、ものすごくすべすべとする。
すべすべ感を感じながら、血行がものすごく良くなっていることにも気がつく。
湯上がり後の脱力感が、とにかく気持ちがいい。

最後に行っておくが、ここの温泉は最高にすばらしい!
心の底から、そう感じた。
温泉の「風情」を重視される方や、現実逃避を目的に温泉に出向かれる方は、ぜひともここに来ていただきたい。



【温泉日記】

温泉へ行くとき、たいがいは原チャを使います。
ここへ行ったときは、春先の天気のいい日。
ちょうど風があたたかくなって、原チャでのツーリングが楽しくなるころだ。

はりきって、かなり薄着で行ったはいいが、夕方あたりからメチャクチャ寒くなった。
この時期は朝晩が冷えるということを、まだまだ認識してなかったもので、思いっきり湯冷めしてしまった。
案の定、次の日は熱を出してしまった・・・
温泉行って、健康を害するとは何事じゃ。


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