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キックボード青森→秋田    【1日目】
● 2021年7月31日(土) はれ 青森県青森市(終日)










大阪でコロナの第5波が到来。
再び緊急事態宣言が発令される、ということが決まったのは、旅に出る前々日だった。
しかも実際の緊急事態宣言は、旅の3日目にあたるので、タイミングとしては本当に微妙。
宿や切符はすでに買っており、旅をやめるとなると多額なキャンセル料が発生してしまう。
あまりよくはないかもしれないが、今回は旅出たせていただこうと思う。

そんな感じで、1年ぶりにキックボード旅を決行した。
日中は密になりようがないし、密な観光地なんて行かないし、夜は飲み屋に行っても混雑しているお店を避けるなりで、万全のコロナ対策はするつもりである。


さて当日。
本当に出発はギリギリまで悩んでいたので、キックボードの整備が間に合っておらず、朝から準備にとりかかった。
これが意外に手こずって、出発ギリギリまでかかってしまった。


最寄り駅から在来線で新大阪まで行き、そこから新幹線を2本乗り継いで青森駅へ。
新幹線は乗客が少なく、自由席がガラガラでのんびりと過ごせた。
それよりも、警察がやたらと巡回してくることが印象的。
そうか、オリンピックの影響か。
東京駅にも警察がたくさんいた。


青森駅に到着したのが午後4時前。
街ブラしようとも思っていたのだが、新幹線内で思いついたのは銭湯巡り。
最近関西でやたら銭湯巡りにハマっているので、他県の銭湯ってのもいいのかな、と。

スマホで探してみると、駅前に2軒ヒット。
そのうち1軒「青森まちなかおんせん」はホテルにあるのだが、駅からすぐという好立地と、評判のよさからそこにした。

外の景色は見えないながらも、しっかり岩風呂の露天風呂が備えられている。
源泉も使われており、お湯はやわらかく感じる。
これで一般の銭湯と同じく450円は、安すぎる。


すっかり電車旅の疲れを癒やしてから、予約していたホテルにチェックイン。
洗濯などを済ませてから、夕食をいただくべく外へ出る。

駅から徒歩10分の立地ながらも、ホテル近くにお店はそこそこある。
いかにも「青森のグルメ置いてますっ!」とアピールしているお店は盛況だが、そういうところは何となく避ける。
ひととおり周辺を歩いて向かったのは、事前にスマホで目星をつけていたお店。
入り口が居酒屋というよりスナックみたいなところだ。
スマホで調べていなければ、とても入ろうとは思わなかっただろう。


ここは津軽三味線の生ライブが聞けるというお店。
ちょうど入店時にライブ直前だったらしく、準備を中断させてしまってやや気まずい。
ひととおり注文したところで、ライブ開始。
店員さん3人が、それぞれ三味線・唄・太鼓を代わる代わる演奏し、全部で3曲聞けた。
やはりライブは迫力があり、魅了される。
特に弦をはじく音を強く感じられ、なるほど三味線だけでメロディーとリズム両方を表現しているのか、ということがわかる。
曲間のMCも楽しかった。

ライブ後は、じっくり料理と酒を堪能。
いずれも絶品であるが、値段がやや強気だったのでゆっくりと味わう。
特に真鱈(まだら)の焼き物が、身がやわらかくしっかり甘辛く味付けされていて、絶妙だった。

ちょうどテレビでオリンピックのサッカーをやっていたので、隣にいた常連さんと盛り上がる。
また、店員さんもちょくちょく話しかけてくれて退屈しない。
値段が強気と表現したが、三味線ライブ・味・接客を考えると決して高いとは感じない。
初日からアタリのお店にあたったものだ。


昨年、初日から二日酔いになったという教訓を生かし、ひととおりお腹が満たされたところで早めに退散。
実に気分よく旅のスタートが切れた。


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