|
温泉そのものはイマイチだが、自然に囲まれたまわりの
環境が結構よい。お散歩感覚で楽しめる。
【引用】高槻樫田温泉入浴ご招待券
1人でボーっと浸かるには、最適な場所。
|
実質、日本で2番目に栄えている都市、大阪。
人も車も、やはりそれなりに多い。
そのため、空気も水も汚れてそうなイメージがあるのだが、実のところは「大阪市」以外(大阪府下と呼ばれる場所)は、けっこう田舎である。
田園が広がっていて、夏でも生水が飲め、蛍が住んでいる・・・という場所は数知れずある。
もちろん、場所によっては温泉も沸く。
大阪の北方に位置する、高槻市。
付近の地図を広げてみるとわかるのだが、市のほぼ半分が山である。
かつては幻の生物「ツチノコ」が発見されたことで有名にもなった。
今や誰も騒がなくなったが、未だ「捕獲者には100万円」という懸賞は残っているそうだ。
さて、その高槻市と京都・亀岡市を結ぶ山道、府道6号線沿いに高槻森林観光センターがある。
BBQやキャンプなど、アウトドアを満喫できる施設だ。
その一角に、「高槻樫木温泉」がひっそりと存在している。
入浴料を払うと、もれなく樫木温泉ネーム入りタオルがもらえる。
結構こういうこぢんまりとした温泉では「タオル持ち込み」が原則となるので、これは非常にありがたい。
でも、どうせならタオルなしで料金を下げてくれればいいのに・・・などとついつい考えてもしまう。
『浴室は窓が総ガラス張りで、湯気の向こうに田能川の流れをみながら移ろいゆく四季を感じることができるのがうれしい』
と、手持ちの資料(山と渓谷社「関西日帰り温泉」宮田純一 編)にはある。
女湯はどうやらそうらしい。
男湯は・・・狭いがな!
確かにガラス張りではあるが、田能川なんてみじんも見えない。
あるのは施設裏の地味な風景だけだ。
温泉場には結構あるねんな、こういう性差別が。
それにしても、ここまであからさまなものは、はじめてだ。
風呂上がり、更衣室の男女のしきりが低いことに気付くだろう。
田能川の景色が拝めなかったからと言って、しきいの向こうの、もっといい景色を見ようとしないように。
【温泉日記】
ここへは友人と2人で、自転車で行きました。
真夏の昼、ママチャリで山道を、片道延々3時間・・・
体力的にも精神的にも、かなりキツかった。
途中、道沿いの川に、パンツ1丁で水浴びした。
もう、これ以上はないと思えるほど、気持ちよかった。
温泉自体の評価は低めに設定しているけど、当時はそういういきさつがあったため、最高に気持ちよく感じた。
やっぱこう、体をさんざん使ってからの温泉はいいなぁ〜、と思った。
帰りに結局また汗をかいてしまうのはちょっとイヤだったけど・・・
チャリの性質上、こいつばかりは仕方がない。
|
|
|