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全国的に有名な「白浜温泉」でありながら、秘境的存在。 露天度100%、自然と一体になれます。
ワケあって、写真はモノクロです。写真の奥には、草木が
生い茂り、さらに奥には岩肌。まさに自然の中の温泉!
水車が絶妙な雰囲気を出している。このすぐ裏が
女風呂への通路というのが、何とも違和感がある。
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温泉地として全国的に有名で、かつ動物園・水族館・遊園地を混ぜ合わせた「アドベンチャーワールド」があり、さらには千畳敷や三段壁などの観光スポット、もういたれりつくせりの場所、それが南紀白浜である。
関西圏に住んでいる人にとっては、スタンダードなレジャースポットだ。
当然名のとおり、温泉も複数点在している。
その中でも、繁華街からかけ離れ、山側にひっそりとあるのが「草原の湯」だ。
人気のない坂道を上り、「なんだあのこぎたない建物は?」という場所が、実は受付である。
レジャーどころの温泉にしては、いやに地味だ。
受付からは、ハイキングコースのような山道が続く。
道をすぐに曲がったところが男湯で、女湯はさらに上にのぼらないといけない。
おそらく、女湯のほうが格段に景色がいいのだろう。
岩造りの浴槽のまわりは木々が生い茂っていて、まさに大自然の中にいる気分。
インテリアの水車も雰囲気が出ている。
気分はもう、野生猿だ。
ただし、野生猿気分で女湯をのぞこうとしても、かなり高い岩場が立ちはだかっている。
それを登って行くとのぞきも可能なのだろうが、そこはしょせん人間である現実に、直面しなければならない。
逆に女性は男湯を簡単に見られる。
というのも、受付から女湯まで通り道が、男湯のすぐ横にあるからである。
いやでも男湯が目に入るだろう。
「見たい」女性、また「見せたい」男性にはもってこいの温泉である。
とにかく風情を楽しむには、申し分ない。
唯一残念なのが、あまりにも施設がなさすぎるところだ。
せめてゆったりと寝転びながらくつろげる、大広間などが欲しいところだ。
更衣室では、あまりゆったりできないからね。
【温泉日記】
大学2回生のころ、原チャリで紀伊半島を1周した時にたまたま見つけた秘湯である。
行き当たりばったりだったため、温泉情報があまり収集できなかった。
他の温泉ガイドブックにも、あまりのってないし。
この温泉は朝方に来たのだが、それは前日にキャンプをして、お風呂に入れなかったためである。
ただあまりに早く行きすぎて、オープンまで少し待たされた。
待った分だけあって、格別に気持ちが良かった。
しかし、そこで悲劇が!
ルンルン気分で体を洗ってると、足元に青い水がチョロチョロと流れて来る。
「何これ?」と首をかしげていると、友人の1人が突然叫び出した。
何と、髪を青く染めてた彼の髪の色がとれていってたのだ。
なるほど、泉質は確かなものだ、と関心していたが、友達はしばらくパニックでそれどころではなかった。
髪を染めている人、温泉には気をつけよう。
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