ホームへ
履歴書 ダイアリ 旅の足跡 日帰温泉 リンク 掲示板 チャット
||    ≪旅の足あとTOP ||         1日目    |    2日目    |    3日目    ||


キックボード淡路島一周    【2日目】
● 2011年10月9日(日) はれときどきくもり 兵庫県洲本市〜兵庫県南あわじ市



野生動物との遭遇は、キックボードでは逃げられない
ので、恐怖を覚える。が、草食系動物だとほっとする。


タイヤが無残に真っ二つ。「壊れた!」と思った瞬間は
本気で恐かった。冷静に対応できたことが何よりの救い。


淡路島カレー。観光地だからというわけでなく、本気で
おいしい!これを食べるだけのために、淡路に来てもいい。


野宿中に声をかけられたお兄さん。めっちゃ社交的で話が
おもしろく、最高の野宿が楽しめた!写真は次の日の朝撮影。
空が明るくなりだす午前5時過ぎに、起床。
しかし先を急ぐ必要もないし、そのまま二度寝。
結局出発したのは、午前9時。

野宿をしていて、ここまで遅い出発は珍しい。
あいかわらず、時間を贅沢に使えている。


出発してすぐ、港町である由良の町を通る。
あいかわらず、古きよき住宅地の雰囲気が、気持ちよい。

ここで、タイヤに違和感を覚える。
そういえば、はじめてキックボード旅でタイヤが壊れリタイアしたのも、この町だった。
今回もまさか・・・という不安は、今回は的中せずに済んだ。


そこからは、長い上り坂が続く。
はじめは、がんばればキックボードでけっても上れる勾配だったが、ムリせず歩く。

ひたすら上り続け、峠にさしかかったところで、右方向の林に気配を感じる。
シカだ!
淡路島に何度も来ているが、野生のシカを見るのは、はじめてである。
あまりにうれしく、思わず自転車で坂を上っている親子を呼び止めては、いっしょにシカを観察した。


やがてシカが去って行き、そこから下り坂。
スピードには細心の注意を払いながら、ゆっくり下る。

そしてあと少しで、下り坂が終わり。
下りきってからもスピードを残したいので、ここは一気にかけ下りよう。
と、あえてブレーキをかけず、一気に下る。

最後のカーブ。
左へ舵を取る。
そこで、経験したことのない違和感。

何が起こったかは、すぐにわかった。
後輪が破損。
気がつけば、完全に体が投げ出されていた。

スローモーションの意識の中で、必死に受け身をとる。
最後はリュックがクッションとなり、大事には至らなかった。

とはいえ、左のヒジと両手の手のひらが、すりむいて血まみれ。
消毒をせねば、とは思うものの、近くに民家も店もなく、消毒液がない。
冷静に考え、おもむろにリュックから取り出したのは、焼酎。
なるほど、お酒ってこういう使い方もできるのか。


真っ二つになったタイヤを拾い、新しいタイヤを付けてから、再出発。
出発してすぐ、「モンキーセンター」に隣接するレストラン「ちゃりこ」で昼食。
ここでは、「淡路島カレー」を注文。

タマネギが溶け込んだオリジナルのルーは、味が濃厚でまろやか。
カレーの上に乗っている、タコのフライは身がプリプリ、タマネギのフライは淡路タマネギ本来の甘さが口に広がる。
今までここを何度も通過したが、一度も寄らなかったことをひどく後悔するほど。
これはうまい!


夕方、福良の市街地を抜けて、南淡へ。
ここは温泉地となっている。
野宿前に、ここでひとっ風呂入ろう。

と、日帰り温泉を探したが、ない。
これはとんだ、下調べ不足。
もっと北上すれば温泉もあるが、日没までにとても間に合いそうにない。

ということで、今日のお風呂はあきらめることに。
18時に到着した野宿場所は、今回立ち寄りたかった場所の1つでもある、「道の駅うずしお」。
レストランで淡路牛丼がある、ということで期待していたが、なんと16時にお店が終了。

辛うじて、閉店間際の売店で、おみやげとビール・日本酒を確保。
日暮れ間際の大鳴門橋を軽く眺めてからは、夕食をとるべく、ベンチに腰をおろす。
すると、1人のライダーが声をかけてくれた。

「いっしょに野宿しよう」ということになり、気がつけばいっしょに食事をして、ダラダラとおしゃべり。
何でも、愛媛から出発して、日本各地をバイクで放浪しているとのこと。
昔から旅好きということで、いろんな体験談が聞けて、めちゃくちゃ楽しかった。
今までユースホステルでこのテの話はしたことあったが、野宿でははじめて。

適度なお酒も入って、本当に楽しい時間を過ごせた。


||    ≪旅の足あとTOP ||         1日目    |    2日目    |    3日目    ||