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キックボード福井〜新潟    【7日目】
● 2017年5月5日(火) くもりのちはれ 新潟県柏崎市〜新潟県長岡市



柏崎原発の周囲一帯には建造物がなく、道路には
放射線量をあらわす掲示板。放射能の危険性を痛感する。


歴史国道「妻入りの街並み」の風景。
どう見てもただの住宅地にしか見えない。


浜焼きと土産を売る店が並び、人でにぎわう寺泊。
汗まみれの旅人は、ただただ白い目で見られまくる。


旅の最後は温泉宿でズワイガニをいただく。
旅のシメは毎回こうありたいものだ。
ゆっくり眠るつもりが、午前6時にホテルのアラームが鳴り響く。
どうやら昨夜、酔った勢いでアラームONのボタンを押してしまったらしい。
二度寝するには時間も中途半端なので、そのまま支度をする。

出発してすぐ、左手に大きな施設が見える。
ニュースなどでよく聞く、柏崎原発だ。
有刺鉄線に監視カメラがずらっと並び、何とも物騒である。
こんなに警戒されると、悪いことしていなくても何だか緊張してしまう。


そこからしばらく走り、国道から外れた通り「歴史国道 出雲崎宿」へ。
ここは「妻入りの街並み」とも呼ばれている。
「妻入り」とは、家屋を横に見たときに屋根が「へ」となっている側に入り口が設けられた建造形式。
その形式の家屋がずらっと並んだ通りは、全国的にも珍しいらしい。

ただ正直、その説明がないとまったく気づかないくらい、普通の住宅地である。
道がガタガタで走りにくく、すぐさま国道へ逃げる。


そこからしばらく、民家の少ない海沿いの道が続く。
多少のアップダウンはあるが、基本的に平坦で風景の変化がなく、やや退屈だ。


やがて、急に人通りの多い「寺泊」へ到着。
海鮮をウリにしたお店が点在するが、今夜のお宿は夕食つきでそこそこ豪華らしい。
なので、あえてコンビニに立ち寄り、カップラーメンで済ませる。

食後は寺泊の中心地へ。
海鮮とお土産を売るお店がずらっと並んでおり、そこに人がひしめきあっている。
この旅でいちばんの人口密度である。

海鮮の炭火焼き、いわゆる「浜焼き」が買い食いできるのが魅力のようだ。
先ほど昼食を済ませた後なので、ここはガマンする。
いつか観光として来てみたい。


何キロも続く車の渋滞を横目に北上すると、やがて車も建物も少なくなり、田園風景となる。
とにかく道が狭く、車が前後から来たときは足を止めて、脇の土手まで避けなければならない。

宿に到着したのは、午後2時過ぎ。
残念ながらチェックインまで1時間あるので、周辺の住宅地を散策する。
ついでに晩酌用のお酒を物色しようとするも、商店がまったくない。


ようやくチェックインし、迷わずお風呂へ。
温泉民宿で、露天風呂もある。
しかしお風呂自体はそう広くなく、あまり温泉ぽくない。
露天風呂も、4階建ての家屋の3階に位置しているため、思いっきり天井がついていて風情がない。
とか言いつつ、他にやることがないので、夕方まで2回入った。

いよいよお待ちかねの夕食。
懐石コースで、ズワイガニがまる1匹ついている。
カニはそんなに好きなほうではないが、1匹をひんむき時間を潰す行為は、孤独を忘れられていてよい。
料理は品数の割にやや少な目なので、ごはんをおかわりして満たす。
全体的に、期待どおりおいしかった。


食後はさらに温泉に入り、部屋で晩酌。
寺泊の酒屋で買っていた「八海山 越後で候 赤ラベル」というもの。
飲み口に麹の甘さを感じ、ノドをピリッと刺激する辛さもあわせ持つ、複雑ながら飲みやすい逸品。
毎日のように新潟の日本酒を飲んでいたが、これは群を抜いてうまい!
今回の北陸旅は、お酒も楽しみの1つである。


※後記※
翌日は本降りの雨。
あと40キロ走れば目的の新潟市街だったが、7日間たっぷり走れたし、無理して雨の中走っても楽しめないし危険なので、ここで旅は終了となった。
バスと電車を乗り継いでほぼ1日がかりとなり、改めて大阪との距離の長さを感じた。


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