ホームへ
履歴書 ダイアリ 旅の足跡 日帰温泉 リンク 掲示板 チャット
||    ≪旅の足あとTOP ||       旅のきっかけ    ||         1日目    |    2日目    |    3日目        ||


原チャリ紀伊半島1周    【1日目】
● 1996年8月22日(木)  はれ 大阪・交野市〜和歌山県・美浜町





好奇心と不安と、さまざまな思いが入り混じった表情・・・
ではなく、昼食のメニューを店の前で思案するJJと大介。


見慣れぬ海に、一同おおはしゃぎ。いち早く堤防に登り、意味の
ないポーズを決めこんだのは、大介。う〜ん、逆光!


海辺のキャンプ場にたどり着き、ここでもはしゃぎまくる一同。
人気がないのをいいことに、NOBとJJ、不気味に踊り出す。


テントを張り、夕食も終え、それでもテンションが冷めない。
NOBとJJ、口紅を塗り、艶めかしいポーズでのツーショット。
いつものたまり場である某レストランへ、バカ大学生が3人、時間もまばらに集まった。
出発しようと思いきや、やれガソリンだのオイルだのと、何かと段取りが悪い。
おかげで、1時間も遅れての出発となった。
先が思いやられる・・・


「スピードは40キロ前後で走ろう」と、はじめにリーダーである僕が提言した。
実は、リーダー自身が、免許の点数がギリギリだったという、致命的な理由があったためだ。
しかし血の気の多いバカ大学生が、こんな忠告守れるわけがない。
JJが先導を切り、フルスロットルで出発(いちばんスピードが出てる状態)した。
続いて大介、最後に僕。

「なんで言うこと聞いてくれへんねん!」とその時は思いつつも、気がつけば自ら先導を切って、同じくフルスロットルで走っていた。
免許の点数がないことからもおわかりのとおり、僕自身、やっぱりスピードが好きだからね。


出発が午前10時だったため、あっという間に昼食時刻となった。
3人で飯を食う時はほぼ100%いつもの某レストランだったためか、こんな地元から離れたレストランに来るというのは、気分的に新鮮だった。
とりあえずカツ丼を頼んで気合を入れ、さらに国道沿いのレストラン前で、はしゃぎまくった。
まだ出発して間もないのに。


再出発して1時間ほどして、海が見えて来た。
山奥に暮らす3人のテンションは一気に高鳴り、スピードに乗りながら「海〜〜〜!」と思わず雄叫びを上げた。
とりあえず万丈一致で海のそばで原チャを置き、しばし記念撮影をとりながら、堤防に上って踊りながら、青春映画の1シーンのようなひとときを過ごした。


堤防をあとにして再び走り出したはいいが、イヤというほど海が続く。
高鳴り出していたテンションも、風景に飽きてしまい、さすがに少しずつ冷めてきた。


やがて県境の峠を越え、和歌山へと来た。
あらかじめ目星をつけていたキャンプ場へと一路向かったわけだが・・・場所がわからん。
迷いに迷って、キャンプ場へとたどり着いたのは、夕方の5時だ。
レンタルしたテントを、互いに慣れない手つきで組み立てているうちに、日が暮れてしまった。

あたりは真っ暗。
しかし、ここでまだ夕食にありつけていないことに気がついた。
自炊なんてハナっからする気がなかったので、とりあえずキャンプ場の管理人さんに、近くのメシ屋を尋ねた。
すると、近くのスーパーへ行くと良い、との情報をいただいた。

スーパーへ行くと、何と寿司やらカレーやらの惣菜が、すべて100円で売っているではないか!
思わず欲張り、「こんなに食えるんか?」というほどの量を買ってしまった・・・のは3人のなかで特に食い意地のはった、僕だ。
さらに悪ノリして、僕とJJは化粧品売り場で、試供品の口紅を塗りたくった。
「食事前やのに・・・」と現実主義な大介は、さすがに敬遠していたが。


さて、テントに戻ってお夕食。
しかし調子のって買い過ぎたため、余りまくった。
仕方なく残りの2人に手伝ってもらい、何とか生ゴミは出さないようにした。
旅の途中、人様に迷惑をかけるまいと思ってたら、いきなり仲間内に迷惑かけてもうとるがな!


ハラが落ち着いたら、夜の海岸でもうひとはしゃぎした。
海岸沿いのキャンプ場・・・もっと計画的に、かつ早い時間に来ていたならば、もっと楽しめたろうに。
ま、これはこれで楽しめたからいいけど。

はしゃぎ疲れて、テントに戻ってみると、周りがやけに騒がしい。
どうやら地元の高校生らが、集団で泊まりに来ているようだ。
しかも学校行事ではなく、プライベートだ。
集団で泊まり組が10人ほどいるかと思えば、自転車でかけつけた友達らもまた10人ほどいて、とにかくやかましくて仕方がない。

夜の、時間が遅くなってでも、奴らはいっこうに静かにならない。
一喝したいところだが、人数が人数だし、年齢もそう離れているわけでないので、そんなこと出来ない。
とか思ってるうちに、知らん間に一部の高校生と、仲良くなったりした。


とりあえず、明日は終日走って距離をかせがんとイカンので、早く寝たい。
が、寝たい気持ちとはうらはらに、テント内で3人、話に花が咲いてしまい、結局午前になりながらも、話しこんでしまった。
明日が思いやられる・・・


||    ≪旅の足あとTOP ||       旅のきっかけ    ||         1日目    |    2日目    |    3日目        ||