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大阪→東京ツーリング    【2日目】
● 2007年8月19日(日) はれ 静岡県御前崎市〜東京都江戸川区



山奥なのに観光客の多い箱根峠。峠付近は絶景が多い。
ツーリングのさなか、こうして自然に囲まれると、ホッとする。
出発して、まずは何よりガソリンスタンド探し。
ハラハラしながら走るせいで、朝のすがすがしい気分も、台無しである。
ようやく見つけたガソリンスタンドは、単価高め。
けっきょく、「安く済まそう」と給油を渋りながら走ると、こういう目にあう。
案の定、ガソリンは本当にガス欠寸前であった。

暑い!
夏真っ盛りで、当然といえば当然であるが、暑い!
走っているときは向かい風で救われるが、信号待ちのときは、もう地獄である。
暑さに耐え切れず、何度も休憩をとった。


お昼ごろ、箱根峠へさしかかる。
ちなみに、800m以上もあるこの峠を越えることは、自転車乗りのステータスとなる。
果敢に挑む自転車乗りは何人もいて、見るたびに「がんばれ!」と声をかけた。

峠の途中、無料の博物館みたいなものがあったので、寄ってみた。
箱根峠はかつて、越えるのが命がけである難所、ということをあらわしているのか。
光を遮断(しゃだん)した真っ暗なフロアは、お経のようなBGMが流れ、時折赤く光ったり・・・
おばけ屋敷やんけ!
コンセプトが、伝わるようで、よくわからなかった。

峠を下る途中の温泉で、ひと休憩。
おもいっきり「ヤ●ザです」と言わんばかりの、全身タトゥーにパンチパーマの先客と、しばらく2人きりだった。
フツーに一緒にいて、危害を加えてきたりは絶対しないって、わかるんだけどね。
やっぱ、こわいッスよ。


その後は順調に走り、東京の都心部で迷いながらも、東京の住処に着いたのは午後7時。
1日300円の駐輪料金は決して安くはないが、あと1ヶ月半の贅沢(ぜいたく)と思えば、ガマンできる。

1ヶ月半後に、「あと1ヶ月半」が「あと8ヶ月半」になることは、この時点では、知る由もなく・・・


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