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夏泊半島の道は素朴で静か。時間が
あればゆっくり各集落を散策したい。
青森は煮干しラーメンも名物。次回青森に
来るときはぜひとも本物を食べたい。
ひときわ目立つ和船。レプリカだけれど
航海も可能。乗ったら気持ちいいだろうな。
午前5時過ぎから客が多い「はちのへ温泉」。
必要最小限の客室設備は湯治場のよう。
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早起きして朝風呂に入り、午前7時半に出発。
今日はゴール地点を指定しておらず、時間と気分の許す限り走る。
朝から太陽が出ており、昨日の昼と同じく夏を感じる。
それでも気温は29度で、大阪の最低気温よりもはるかに低い。
極力海沿いのルートを走るべく、遠回りになるが国道を外れて夏泊半島に向かう。
港町と山道が交互にあらわれ、変化があって楽しい。
港町ではほたて漁が盛んらしく、いくつもの加工工場が並んでいる。
無理して先へ急がず、こまめに休憩をとる。
特に2回目の休憩は、なかなか体力が回復せず長めになってしまう。
ここにきて、1週間分の疲労が出てきてしまったか。
半島を抜けた先にあるラーメン屋で昼食をとろうと考えていたが、いざ店の前まで来たら、残念なことに臨時休業の看板が掲げられている。
しかしあまり空腹感はないので、特に慌てることもなく国道を走る。
しばらく進んでコンビニを見つけたので入り、せっかくなのでご当地カップラーメン「津軽煮干しラーメン 激にぼ」を食べる。
カップラーメンながらもがっつり煮干しの味がきいている。
ここで、青森に住む旧友から連絡が入る。
食事をしようとのお誘いだったが、すでに昼食は済ませているし、夜は彼の家から離れた場所に行くので飲みに行けない。
せめて会おうとのことになり、午後4時に落ち合う約束を取り付ける。
再出発後は慌てることなく進み、途中で「浜町の常夜灯」という日本最古の常夜灯で休憩する。
常夜灯よりも、その横にあった大きな船が気になる。
「みちのく丸」といって、北前型弁才船という日本古来の和船を復元したものだ。
どうやら船上にも乗れるようだが、さすがにそこまで時間の余裕はない。
最後は国道279号線を北上。
まわりに建物がほとんどなく、さびれた道だ。
道路が短いスパンでアップダウンしているのが特徴的であり、走りにくい。
そしてこのタイミングで、タイヤから異音がする。
スピードも落ちていて、明らかに壊れかけ。
本当にいつもいつも、旅の最後で壊れやがる。
しかしタイヤ交換の時間が惜しいので、そのまま走ることに。
結局タイヤは壊れることなく、午後4時に有戸駅でゴール。
先に待ってくれていた友人と久しぶりに再開し、野辺地駅まで車で送ってもらう。
わずか10分そこらの会話であるが、こうした時間が貴重に感じる。
そこから電車で八戸駅に移動して宿へ。
温泉施設に併設された簡易的な宿で、温泉も昔の大衆銭湯といった雰囲気。
それが意外に心地よく、ついつい長湯をしてしまう。
気がつけば午後8時、そこから夕食を探しに行く。
宿は駅から離れていて近くに居酒屋等はなく、駅まで行く元気もないので、結局宿の隣にあるチェーンのラーメン屋へ。
昼もラーメンだったので単品メニューを注文し、ビールをいただく。
最後はしっかり地場産のものをいただきたかったのに。
これにて今回の旅も無事終了。
まさか夏だというのに、寒さがネックになるとは思いもしなかった。
逆に夏の猛暑が年々きつくなるこのご時世では、日本の北部くらいしか走れないのかも知れない。
今後の夏旅も、それを前提に計画する必要が出てきそうだ。
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