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本通りから外れた、地味〜な路地。店構えも、地元の
居酒屋に見える「矢場とん」。この旅いちばんのヒット!
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前日の夕方に、すさまじい雷雨があった。
原チャを乗る上での、いちばんの敵は雨である。
まして、今回みたいに原チャに長時間乗ろうとしている矢先、実に縁起の悪い天気だ。
そんな不安を吹っ飛ばすように、今朝は快晴。
文字どおり、「五月晴れ」となった。
午前8時に、今回の旅パートナーである大介と合流し、出発。
国道一号線を、ひたすら東へと走った。
2時間ほど走り、給油をしているときに、早速トラブル発生!
大介の原チャが、パンクしていることが発覚した。
あまりにも早いアクシデントに、これからの旅路に不安を覚える。
このアクシデントを皮切りに・・・というわけではないが、朝方に比べて雲が多くなってきた。
やはりこの時期、陽射しがないと、肌寒い。
追い討ちをかけるように、滋賀あたりから道路の状態が悪く、ところどころ道がボコボコになっていた。
原チャの走行に、こういう悪路は大きな障害である。
まさか国道一号線ともあろう道が、こうも荒れているとは。
GWの帰省ラッシュで、車は大渋滞を起こしている。
しかし原チャはボディが小型であるため、その横をスイスイ走ることができる。
これぞ、原チャの醍醐味!
気持ちよ〜く車を追い抜かしている、その時!
突然、車と車の間から、人影がヌッとあらわれた。
危ない!
慌てて急ブレーキをかけた。
紙一重で、何とか接触は免れた。
「おお、危ない」とこちらをにらみながら、おっさんがそそくさと歩道へ去った。
いやいや、危ないのはアンタのほうや!
バイクが走って来るってことくらい、道路横切るんなら確認しようぜ。
なんだかトラブルが続くなぁ。
やがて、三重県は四日市という場所を通る。
とたん、空気が非常に汚れていることに気がつく。
あたりを見渡すと、まわりは工場だらけ。
四日市といえば、言わずと知れた、「四日市ぜんそく」という大きな公害があった土地。
教科書で習った事件だから、もう改善されているのかと思いきや、この有様だ。
これじゃあ、歴史が繰り返されるのも、時間の問題だろう。
目的地である名古屋に着いたのは、午後1時過ぎ。
いろいろトラブルがあったが、時間はほぼ予定どおりだ。
などと感心をしているヒマはない、腹へった!
名古屋駅の近くに原チャを止め、地下街へ。
向かった先は、目星をつけていた「宮きしめん」というきしめん屋。
きしめんとは、平たいうどんのこと。
名古屋の名物の、1つである。
注文して間もなくやって来たきしめんは、スープが黒い。
ひと口飲んでみると、見た目どおり濃い。
「関西のうどんはダシがうすい」とよく聞くが、なるほど、こういうことか。
残念ながら、期待したほどおいしくはなかった。
腹を満たした後は、少し三重まで戻って「鍋田川温泉」という温泉へ。
来た道を戻るのはあまりいい気分ではないが、近くの温泉がここしかなかったんで、仕方がない。
どっぷり2時間つかり、旅の疲れをとった。
夕方、再び名古屋へ戻り、今度は夕食。
あらかじめ目星をつけていた、「矢場とん」というとんかつ屋さんへ。
ここが、ものっすごい大行列!
時間的に夕食のピークではあったが、それにしてもここまで並ぶとは。
場所は大通りから1本外れた地味な路地なのに。
30分以上待ち、ようやく着席できた。
名物である「わらじとんかつ定食」という、1,500円もの定食を食べた。
名前どおりわらじのような大きいカツが2枚あり、片方にみそ、片方にソースがかかっている。
ひと口食べて、笑った。
めっちゃくちゃうまい!
今まで豚を食べて、こんなに「うまい!」と思ったことはあったろうか?
口が途中で飽きることもなく、食べ終えるまで笑顔が消えることはなかった。
食べ終わって店を出たのが、午後8時半。
今日の宿の予定である、ユースホステルのチェックインまで、あと30分!
手元の地図を頼りに場所を探したが、縮尺が曖昧(あいまい)すぎて、全然わからない。
最終的には、近くで何度もユースに電話をかけ、30分も送れてチェックインした。
「旅の恥はかき捨て」とはいうが、人様に迷惑をかけるのはイカン。
予定のツメの甘さに、反省。
明日は終日、名古屋を満喫予定。
果たして予定どおり、トラブルもなく1日が過ぎてくれるだろうか。
少なくとも今日を振り返る限り、ムリであろう。
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