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島を渡す橋というのは、規則的な構造のため、
見上げるとどこか近未来的なデザインに見える。
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久しぶりに、よく眠れた。
キャンプ場は人が多いため、夜中うるさいと考えていたが、大違いである。
むしろ暗黙的にマナーが守られるし、夜中に若者がたむろしに来ないため、静かである。
空は、一面雲で覆われている。
いつ降り出しても、おかしくない天気である。
朝の静かな雰囲気を堪能(たんのう)する間もなく、大急ぎで支度し、出発。
前の2日間に比べたら、ずいぶんと涼しい。
まったくバテることなく、まったく休憩なしで、生口島を通過。
次の因島への橋を渡り切ったところで、やはり雨が降ってきた。
橋から島へ降りるスロープの途中に、東屋があったので退避。
雨は、みるみる激しさを増す。
レインコートを着て走る、という発想すらかき消す勢いである。
「まぁ時間はある」ということで、まったくあわてることなく、雨宿りを楽しんだ。
40分くらいして、雨が弱くなったころに、再出発。
因島に降りてからは、一目散にバス停へ向かった。
さきほど天気予報をチェックして、今日は雨が降り続けるという情報を受けての、決断。
けっきょく、しまなみ海道はすべて渡らないまま、バス→新幹線を経て、帰宅。
しまなみ海道を渡り切るよりも、大島・大三島を堪能できたことに、今回は満足である。
最後、バスの運転手にも声をかけられたし、本当にキックボードはよく声がかかる。
当面、キックボードの旅は、やめられそうにない。
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