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岩場と砂浜が連なる「阿字ヶ浦」。
多くの化石が発掘されたそうだ。
市場風の「道の駅 日立おさかなセンター」。
ぜひとも昼食時に立ち寄りたいものである。
アップダウンを越えた先の日立駅に着きゴール。
いつも旅の最後は自然にガッツポーズが出る。
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朝はゆっくりしようと思っていたが、いまいち部屋の居心地がよくなかったので、朝風呂だけ楽しんでから午前7時に出発。
目標は、午後1時に日立駅。
時間を区切ると、走っていて焦りが生じるのであまりよくはないのだが、帰りの電車・新幹線の予約が必要なので、致し方ない。
なるべく目標ばかりに引っ張られないよう、無理ならもっと手前の駅で帰ることを決める。
朝から海が続き、最終日なのに旅気分が途切れない。
ギザギザの岩盤が特徴的な阿字ヶ浦を走っていると、ビーチそばの道で呼び止められる。
若いギャル2人である!
おいおい、キックボード旅もモテるやんか。
「すいません、紙ないですか〜、もれそうなんです〜」
っておい!
年ごろの女の子が、股間を押さえながら大声で言うセリフか?
と思いながら、持ち合わせていたありったけのポケットティッシュを渡す。
ほんの少しでも、モテていると感じた自分が情けない。
「道の駅 日立おさかなセンター」に寄り、お土産を物色しようと思ったが、まさかのお土産屋なし!
道の駅には必ずあるものと思っていたのに。
ここは市場みたいになっており、買った魚をその場でいただける。
おいしそうだが、まだ午前10時前なので昼食をとるには早く、素通りするしかない。
その後は大甕駅に寄り、電車・新幹線を予約。
ついでにお土産も買おうと思っていたが、残念ながらここにもお土産は売っていない。
ペースは極めて順調で時間はたっぷりあり、心に余裕を持って走れる。
しかし、ゴールが近くに感じたところで、タイヤが壊れる。
もうちょっとの辛抱なのに!
最後の最後でタイヤが壊れるって、けっこうありがちなことである。
タイヤの交換後は、勾配の強めなアップダウンが続く。
旅の締めくくりとしては、ちょうどよい修羅場である。
やがて街が見え、日立駅に到着して見事ゴール!
近くで昼食をとり、お土産を買ってもなお時間が余ったので、ゆっくり駅で過ごす。
しかし最後に、切符の乗車駅が「日立」ではなく「水戸」となっていたというトラブルが発生。
すぐさま予約しなおし、空きの席があったので大事には至らなかったが。
キックボードで走った直後は頭が回らないので、事前にメモを用意するなどしておくべきだった。
これだけ長いこと旅人を続けていても、こうした失敗や改善点があるというのも、旅の醍醐味ではないだろうか。
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