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琵琶湖歩きの旅!〜前編〜    【1日目】
● 2002年9月14日(土)  くもり 滋賀県大津市〜志賀町 38,725歩





スタート地点・西大津に到着。「よっしゃ行くで」と意気込んだ矢先、
万歩計を忘れたことに気がつく。出先から、自ら出鼻を折る。


片田舎はコンビニが少なく、休憩所がほとんどない。仕方なく、
他人さんの売土地で一服。草むらのすぐ向こうは、琵琶湖。


味は一流、接客三流の「らーめん天平」。よくテレビに出て来る、
行列だけ出来てクソまずい有名店よりも、はるかにうまい!
新趣向で挑む旅の朝、やたら目覚めが悪かった。
会社で予想外の残業があり、それから旅準備をしたため、すっかり寝るのが遅くなってしまったのだ。

出発したのが午前8時30分、予定よりすでに30分も遅れている。
とりあえず琵琶湖南部・西大津駅まで、電車で行った。
ねぼけていたためか、電車も急行と普通を乗り違え、さらに時間をロスしてしまった。


さて到着。
「よっしゃ、頑張って歩いたる!」と意気込んだところで、万歩計を忘れたことに気がついた。
出先からこんなんばっかりで、先が思いやられる。

近くのデパートへ行き、980円の万歩計を購入した。
購入時、母親くらいの年齢の店員さんに、「今から歩くんか〜」と声をかけられた。
どうやらこの人、かつて琵琶湖のへりを歩いたことがあるらしい。
しばらくその話で盛り上がり、こちらとしてもようやくテンションが高まってきた。
高価と思われた980円の出費も、それ以上の価値がついてしまった。

ようやくこれで出発が出来る。
と思いきや、今度は方角がわからなくなり、いきまり迷った。
近所にいる人達に聞きまわり、ようやく出発となった。


「何や、歩くのって思ってたより余裕やん」と、調子をぶっこいていたのは、はじめの1時間だけ。
1時間ほどでバテてしまい、10分ほど休憩をとった。
やはりこの荷物を背負って、歩き続けるのはラクではない。
以後1時間ごとに、休憩を入れて歩くこととなった。

天気は日中、ずっとくもり。
おかげでのどがかわくことが少なくて済んだ。
その代わり、気分が全然さえなかった。
「雨降ったら引き返したんねん」とか「明日もう帰ったろう」とか、とにかく帰ることばっかり考えていた。

大きなトラブルもなく、ひたすら歩いた。
都会でもなく田舎でもない、何とも形容しがたい道がずっと続いた。


途中、思いっきり印象深い道へとたどり着いた。
そこは今年のGW、旅からの帰路でタイヤがパンクし、パンクを修理する手だてがなく、泣く泣くパンクしたママチャリを押して歩いた場所だ。
ただでさえ気分が冴えないのに、それを思い出して余計ブルーになった。


晩飯は午後4時、かなり早めにとった。
かつて2度言ったことのある、お気に入りのラーメン屋に、たまたまこの時間に差し掛かったからだ。
店員はやたら無愛想ながら、久しぶりに食べるラーメンの味は、最高だった。


そして宿は、管理人がいるのかいないのかよくわからない、キャンプ場。
学生っぽい団体と、夫婦が1組だけ。
特に交友するでもなく、1人黙々とテントを張った。

日が落ちたころ、外がやたら寒くなった。
テント内は全然平気なんだが、トイレのため外へ出る度に、体がブルブル震えてしまう。
それだけ気温が寒いのか、それとも体調が悪いのか。


そうそう、心配していた足だが、マメ・靴ずれ・股ずれ等の外傷はなかった。
予想外にも、肩・腰・太ももなどの内部の痛みが、少し大きい。
明日から心配だ。


現在午後8時。
ヒマつぶしするための本などを忘れてしまったため、やることがない。
かなり早いが、寝るとしよう。
学生たちの話し声と、夫婦が鳴らしてるラジオの音がうるさいんだが、寝れるかな?


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