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横一文字に明石海峡が見える公園。疲れて
いなくても、ついつい腰を降ろしてしまう。
公園で、ひとりハーモニカを吹いていたおじいさん。あまりの
うまさに、しばらく聞きほれる。隣はたまたま近くにいた子供。
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キックボードで大阪から名古屋へ走ったのは、今年3月。
そのときすでに、今回の旅は決まっていたようなものだ。
「東の次は西へ」と。
かくして、5日間ひたすら西へと走る旅が始まることとなった。
例年この時期から、旅の宿は野宿をすることにしている。
しかしここ数日、春らしからぬ冷え込みが続くため、テントではなく安宿を頼ることにした。
おかげで、荷物がずいぶん少なくなった。
午前9時、大阪を出発。
見慣れた風景がひたすら続き、旅というより、散歩している気分になる。
道は、基本として国道2号線をひたすら走る。
都心の国道は面白くないので、1本道をそれて風景を変えようと試みる。
が、大きな道を渡ろうとしたときに結局国道に戻らないといけないので、実に効率が悪い。
ペースは予定より順調で、正午過ぎには神戸の繁華街へ。
そろそろ昼食、どうせなら神戸ならではのものが食べたい。
適当にどこか入りたいところだが、繁華街のお店はどこも混み合っているので、空腹をガマンして先へ進む。
ようやく午後1時半、神戸のラーメンチェーン店「ラーメンたろう」へ到着。
こってりスープが、汗かいて水分不足の体には、ちょっと重く感じる。
ありがたいのが、サービスで食べ放題のキムチ。
塩分不足のためか、やたらおいしく感じて、これでもかというほど食べた。
午後3時、明石海峡大橋ふもとの公園で、ひと休み。
橋の雄大さより、ベンチでハーモニカを吹いているおじいさんが気になった。
1人で、メロディと伴奏の二重奏を見事にかなでている。
あまりにすばらしかったので、普段の休憩より長く居座った。
休憩後さらに国道を西へ走っていると、向かいからやって来た2名の外国人さんに声をかけられた。
日本語ペラペラの好青年は、もちろんキックボードに食いつく。
次々と質問を投げかけてくるさまと、話を聞いたときのリアクションのよさは、日本人のコミュニケーション能力の比ではない。
1日誰とも話をしてなかったこともあり、なかなか楽しい時間を過ごせた。
唯一、それが宗教の勧誘であったことが残念である・・・
目的地である西明石駅前のビジネスホテルへは、午後5時に到着。
まだ空は明るい走り足りなさを感じるのだが、5日もある旅程の初日だし、今日はゆっくりしよう。
ということで、すぐさまチェックイン。
広めの共同浴場で汗を流し、少し部屋でゆっくりしてから、午後7時に夕食を調達すべく外へ。
個人経営の居酒屋が多く、店を物色するだけで楽しい。
どこか入って飲みたいところであるが、がっつり飲んでしまいそうな気がするので、ここは自粛。
泣く泣く、コンビニ弁当を買ってビジネスホテルへと戻った。
それにしても、派手すぎず・地味すぎずのこの西明石、いつかぶらっと旅をしてみたいものである。
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