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写真右側から続く、急激な上り坂をふり向きざまに撮影。
もはや車とバイク以外の通行を許してくれないような道。
アメとムチ、とはこのことか。東広島市から広島市までは、
えんえんと下り坂。歩道も整備され、安全で快適♪
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昨夜は早めに寝床へついたのだが、暑くてなかなか眠れなかった。
もう、サウナに入っているような暑さである。
カプセルホテルといっても、暗い部屋に二段ベッドがいくつも並んだ部屋なので、自分で空調を調整できない。
フロントに言おうともしたが、ひょっとしたら4日も炎天下にさらされた影響で、体がほてっている可能性もある。
泣く泣く、ガマンしたのだ。
寝つきは悪かったものの、予定していたとおり、午前5時半には起きた。
1時間後に外出すると、早朝だというのに、もう暑い!
出発してしばらくは、傾斜のゆるやかな上り坂。
まわりに何もない川沿いの道で、走っていて気持ちがよい。
こんなおだやかな状態が続けばいいのに。
しかし無情にも、坂の勾配は急に激しくなる。
あたりは森と空と崖しか見えず、急カーブが続く。
自転車ですら、通行は困難な道である。
何より、この暑さ!
日陰すらない状況なので、体が溶けるかと錯覚するほど、汗は出続ける。
キックボードで峠越えなんて、するものではない。
急激なヘアピンカーブを曲がりきったところで、ようやく下り坂。
やがて東広島市の町へと出る。
ただ町のはずなのに、コンビニなどの商店が見当たらない。
昼食どきなので、お腹がすく。
また、自販機が見当たらず、ノドもかわく。
道路左側が急な下りになっていて、下った先が繁華街になっている。
ただ繁華街に行くと、また急な上り坂を上らないといけないので、行く気にはなれない。
ノドのかわきが限界になったころ、右側にやや大きめの道があったので、1本それてコンビニを発見。
昼食をとりながら地図を調べると、実はこの道が正しい道だったようだ。
本道と思っていた道をまっすぐ進んでいれば、歩道のないバイパス道が続いていて、かなり危険な状態になっていた。
再出発し、「また上り坂か・・・」と思っていると、待っていたのは下り坂。
ラッキーだと思いきや、急坂はスピード調整が大変なので、これはこれで疲れる。
しばらく急坂が続いてからは、ゆるやかな下り坂。
ほとんど蹴る必要がなく、それなりのスピードが保てるので、実にラクチンである。
しかもこの下り坂、ゴールである広島市まで、ず〜っと続くのだ。
ラクチンのまま、めでたく広島駅へ到着!
達成感を味わう間もなく、すぐさま新幹線の手配と、土産の購入。
少しくらい、休ませてくれよ。
本気でそう思ったのは、新幹線の自由席で1時間以上立ちながらである。
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