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にぎやかな国道を走るより、田園広がる
裏道を走るほうが、はるかに気分がいい。
夕方になっても人が絶えない、「宇佐神宮」。
境内の独特な雰囲気が、実に神秘的である。
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フェリーは何度も乗っているが、午後7時50分出港という早さには、驚きである。
今から向かう九州という大陸が、想像以上に遠く感じる。
食堂やロビーで開催されている小さな酒宴のにぎやかさは、今からはじまる旅の緊張をなごませてくれる。
と同時に、こんなうるさくて眠れるのか、という不安を与えてくれる。
そんな不安もお構いなしにすぐ眠れたのは、皮肉にも繁忙期による仕事の疲れのおかげである。
午前8時半。
いよいよ、九州一周旅の開始である。
今回は、いつも使っているキックボードが不調であるため、友人ゴンタが持っているキックボードと、交換をしてもらった。
また、ハンドルの外側には赤・青・銀の光沢の帯が、風でなびくデコレーション。
さらに、キックボードで走っている僕自身をキャラクター化したステッカーを、キックボード前面に貼り付け。
と、いつもとはひと味違った気分で走れる。
道は歩道が広くとられており、アップダウンもない。
走りやすいが、やや退屈に思える。
1時間そこら走ってみて、まだまだ体力は残っていながらも、休憩。
はじめから飛ばしてしまっては、あとから脚にダメージが残ると思ったための、配慮である。
日差しが強く天気はよいのだが、風が冷たくて寒い!
休憩していると寒いので、長そでのジャージを羽織って、公園の芝生に寝転がる。
再出発して間もなく、まさかのタイヤ破損。
出発前に、新しいものを入れ替えたばかりなのに。
途中から、国道を回避するルートを選ぶ。
田園風景と昔ながらの集落が続く。
しかし空腹感に襲われ、あまり風景を楽しめる余裕がない。
回避ルートを越えてすぐ、コンビニを見つけたので昼食をとる。
そこから2時間ほど進んだ先には、からあげで有名な中津の街。
昼食はからあげを食べたかったが、さすがに空腹の状態で2時間も耐えられなかっただろう。
道は再び広くなる。
そして、再出発後すぐにタイヤ破損。
1日に2度も壊れるなんて。
予備のタイヤを8個持ってきているが、このペースだと到底足りない。
早くも、旅における大きな不安を抱えることとなる。
夕方、脚に痛みを感じる。
筋肉痛である。
日ごろの運動不足はもちろん、旅前に走りこむなどの準備ができていなかったため。
これも、不安材料の1つとなる。
午後5時半、宿近辺に到着。
宿に入るには少し時間が早い気がしたので、明日の朝行く予定だった、30分先にある宇佐神宮へ向かうことに。
遅い時間だというのに、参拝客が絶えないあたり、さすがである。
広い境内は絶えず神聖な気持ちを覚え、ふいにここへ初詣に来たいな、という感情が芽生える。
宇佐神宮は、上宮・下宮と分かれており、両方を参ることが作法だそうな。
また、それぞれに一之御殿・二之御殿・三之御殿と3箇所の参拝場所があるため、計6回お参りすることとなる。
上宮の本殿が改装中であることが残念ながら、無事参拝終了。
そして宿へチェックインしたのは、日没前ギリギリの、午後7時。
ひと息入れる間もなく、お風呂に入り、夕食をとり、といった段取りをこなす。
チェックイン時間が早すぎるとヒマを持て余すが、こうして遅くなってバタバタするほうが、好ましくない。
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