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かやぶき屋根の拝殿に手入れされた境内が魅力的な
「白山神社」。観光地化されていないのが不思議だ。
全長32kmを誇る「久比岐自転車道」を快走。
走るごとに景色も変わるので楽しい。
露店が立ち並びにぎわう「道の駅 うみてらす名立」。
昼食後なので買い食いの意欲がなく残念である。
仮設住宅かと思いきや、立派にお宿である。
中は広くて意外に快適。安いのもうれしい。
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昨夜は気分が悪くなり、何度も目を覚ました。
旅の途中なんだからもっと節制しなければ、と何度も自分を責める。
朝は起床時間を少し遅めにし、朝食を抜いて午前8時半に出発。
奇跡的に、走り出すころには気持ち悪さが解消されていた。
出発してすぐ、国道と並走している「久比岐自転車道」を走る。
国道より小高い場所に位置しており、途中で古いトンネルもあることから、廃線跡だということがわかる。
坂も少なく、海も望めるので快適である。
はじめの休憩場所に選んだのは「白山神社」。
あまり人の往来がない場所ながら、境内が広めできれいに整備されている。
拝殿の分厚いかやぶき屋根が特徴的で、見ごたえがある。
ここのいちばんの目的は、拝殿裏手にある「蛇の口の水」。
龍の口のオブジェから流れる水は、冷たくておいしい。
居心地のよい空間で、ついつい長めに休憩する。
再出発後も、自転車道が続く。
先ほどまでよりも、前から後ろから自転車がよく通る。
せっかく車を気にせず走れるのに、他の自転車にも気をつかいながら走らなければいけないので、軽く苦痛である。
朝食を抜いたせいで、急激な空腹感に襲われる。
しかし道は国道から少し離れており、すぐに寄れるお店がない。
午前11時、国道に近づいたところで食堂が見えたので、迷わず入店する。
すぐ近くが海だというのに、頼んだ海鮮丼は高い割にあまりおいしくない。
量の少なさも不満な点であるが、昨夜いじめた内臓にはこのくらいがちょうどいいのかも知れない。
昼を過ぎてからも、ひたすら自転車道を走る。
長い!
今までいろんな自転車道を走ってきたが、ここまで長いところははじめてである。
何でも、全長32kmもあるらしい。
あまり急ぐ必要もないので「道の駅 うみてらす名立」でしばらく休憩をとる。
もともとここで昼食をとるつもりだったが、午後1時だというのに食堂が超満員。
早く済ませておいてよかった。
ようやく自転車道が終わり、今日の宿である「ワークinn上越」へ到着する。
一見すると、プレハブというか仮設住宅というか、実に簡易な2階建ての建造物である。
それでもツインルームで1泊2食つき5,000円は安い。
これでもGWだから割増料金で、ふだんは3,500円というのだから驚きだ。
廊下の音がまる聞こえということ以外は、何ら不都合はない。
ちなみに夕食は、社員食堂のような場所でカレーと揚げ物。
カレーがおかわり自由というのがありがたい。
味は昔の学食レベルながら、昼食が少なかったので、ついつい3杯いただく。
宿のまわりは住宅地で特に寄るところもなく、食後は部屋でゆっくりする。
それより、今夜は学生の団体客が泊まるそうだ。
果たして、ゆっくり眠れるのだろうか。
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