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しっかりしたデザインで作られたハリボテが目立つ、
「伊達ワールド 夏の陣」。ファミリー向け。
わざわざ観光パンフレットで、お店の1つ1つを紹介
している商店街が、こんなに静かだなんて。
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朝もやの中、田園を走るさまは、実に気持ちがよい。
昨夜の天気予報が気になったので、早めに目を覚まし、午前6時過ぎから走り出した。
やがて、風が強くなる。
が、追い風なのでむしろ好都合である。
そんなことより、朝から日照りがすごい。
見事に、天気予報には裏切られたようだ。
とにかく朝から暑くて、たまらない。
それにしても、海が青くてきれい。
ビーチを見ては、思わず足を止めて見入ってしまいそうになる。
しかし、やはり昨夜の天気予報が気になるので、走ることを優先してしまう。
昼前に、体全体にだるさを感じる。
これはいけないと、大きめの東屋を見つけて、しばらく寝る。
30分は寝ただろうか、信じられないほどスッキリとする。
そういえば、今回の旅は昼寝というゆとりがない。
そもそも、最近では「ゆとりある旅」を意識しているというのに、これではいけない。
と思う反面、やはり連日天気が心配なので、どうしても気持ちがあせってしまうのである。
あいかわらず山と集落のアップダウンをくり返し、午後3時には目的地である宇和島の町へ到着。
急ぎすぎた。
ふと見ると、広場でお祭りをしている。
子ども向けの出し物と、観光案内を兼ねたもののようだ。
さすがにひとりでアトラクションは楽しめないので、観光パンフレットの収集に専念する。
また、大きな発泡スチロールに氷水をはる、という出し物もあった。
水はきれいとはいえないながら、ほてった体を冷やすには、これ以上のものはない。
さんざん腕を冷やし、帰り際にはタオルに氷をくるみ、それを頭にくくって会場をあとにした。
宿にチェックインしてからは、先ほどもらったパンフレットで観光地をチェック。
昨日のように、あてもなくひたすら走り回らないように、である。
しかし、あまりめぼしいものがない。
仕方なく、港近くの公園でボーっと時を過ごす。
こうして昼間からボーっとすることも、旅の最中においては、ある意味有意義な時間の使い方だと感じる。
そこからは、駅前の商店街へ夕食の買い出し。
お盆のせいなのか、だだっ広い商店街は、どこも閉まっていて静かである。
せっかくパンフレットでお店の目星をつけていたのに、これでは時間をつぶせない。
スーパーで夕食の買い出しをしてからは、そそくさと宿へ。
あいかわらず、天気予報を見ると雨模様。
にもかかわらず、今日に至ってはまったく雨が降る気配なし。
天気予報という統計学が頼れないというのであれば、文字どおり、運を天に任せるしかない。
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