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古い町並みが残る「海商通り」。やや住宅が多い
印象だが、路地裏の雰囲気にノスタルジーを感じる。
時間ごとに照明の色が変わる「虹ヶ浜海岸」。
幻想的だが、まわりは若者だらけで落ち着かない。
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宿を午前7時に出る。
涼しいとまではいかないが、暑さは昨日ほどではない。
とはいえ、動くと暑く、1時間も走ったところで、休憩。
キャンプもできる公園の一角は涼しく、ついひと眠りしてしまう。
このくらい、ゆっくりした時間があるほうが、やはり旅が楽しく感じる。
その後も、疲れを感じたらすぐに休憩する。
お昼前、ある駅前の日陰で休憩をしていると、同じ場所で休憩していた自転車集団から、1名の女性がやって来た。
「旅してるんですよね?」と、きらきらとした目で、こちらを見てくる。
どうやら、昨日車で走っていたときに僕を見て、あまりに珍しくて覚えていたらしい。
で、今たまたま見かけて、ちょっと感動しているそうな。
「会えてうれしいです」と笑顔で言われると、これはなかなか、うれしいものである。
正午ごろになると、いよいよ暑さがきびしくなる。
逃げるように向かったのは、スーパー。
運よく、店内に食事をしてもいい休憩スペースがある。
遠慮なく席を陣取り、店内で食事を買って食べてからは、2時間も長居。
持参していた本を読みながら、実に優雅な時間を過ごす。
再出発後も、依然暑い。
しばらく走り休憩しようとしても、建物のない海岸沿いが続く。
休憩できる日陰が見当たらないので、ひたすら走るしかない。
ようやく集落を見つけ、大きなお寺の門の下で休憩。
さすがにバテすぎたか、しばらく動けず、再出発までに時間がかかる。
体力が回復してからは、お寺近辺にある「海商通り」を軽く散策する。
民家が並ぶ住宅地の、どこが「海商通り」なのかが少しわかりにくい。
ようやく見つけた通りは、町屋や古いレンガ造りの壁などが残り、昔に栄えた面影が残る。
とはいえ、観光客がほとんどいないというのが、悲しいというか、もったいなく感じる。
宿に到着したのは、午後6時。
やはりこのくらいの時間にチェックインすると、ゆっくりできる。
風呂と夕食を済ませた後は、宿から5分ほど離れたところにある「虹ヶ浜海岸」へ。
海岸がライトアップされ、数分ごとに色が変わるという演出がされている。
ライトアップ自体は、とても幻想的である。
が、海岸は若者だらけで、あちこちで花火しまくっていて、落ち着けない。
せっかくの演出が台無しである。
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