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川の冷たさは、ほてった体を下げると同時に、
疲労までも除いてくれる。すばらしき自然の力!
日本三大天神の1つ、「防府天満宮」。もっと
ゆっくり散策する時間をとるべきだったと、反省。
旅の夕食は、だいたいスーパーのお惣菜。
鮮魚コーナーは土地ごとに違いがあり、楽しい。
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朝食が無料で食べられる、というサービスがあったものの、サービスが始まる時間を待つのが惜しい。
やはり朝の涼しい時間は、この季節には貴重なものである。
ということで、朝食をいただくことなく、午前6時に出発。
国道をパスして県道へ進むと、工業地帯になっている。
まだ午前7時だというのに、続々と工場へ出勤する人を見かける。
合法的に休みをとっている身分ながら、何とも申し訳ない気分になる。
昨日は暑さが比較的マシだったはずの午前10時、暑さを強く感じ、バテてしまう。
たまたまあった道の駅へ寄ると、川が流れている。
子どもしか遊んでいないところを、迷わず川へと入水する。
気持ちいい!
水はとても冷たく、ヒザあたりまで入ってしばらくすると、体中のほてりが見る見るおさまる。
バテバテだった体力も、一気に回復。
物理的に体を冷やすって、こんなに効果があるんだ。
網で川魚をすくおうとしている子どもを見ると、川魚どりが得意な僕としては、教えたくてたまらなくなる。
が、このご時世に他人様の子どもに声をかけるのも気が引けて、泣く泣く自粛することに。
まぁ、捕まえ方を教えたいというより、自分が捕まえたいだけなのだけれど。
そこからバイパス道を抜け、防府市街へ。
休憩場所にと選んだのは、「防府天満宮」。
何でも、日本三大天神の1つと言われているそうな。
ひととおり休憩をはさんでから、境内を散策。
大きなお社も立派だが、周辺にもいくつか建物があり、なかなか見ごたえがある。
が、1つずつを丁寧に見ていては時間がかかりそうで、ひととおりざっと見物する程度となる。
また別の機会に、ゆっくり拝みたいものである。
昼食は、またしてもスーパーの休憩スペースで済ませ、長居する。
今回の旅において、このスーパーめぐりは、昼食どきの定番となりそうだ。
昼食後、ひたすらバイパス道が続く。
途中で路肩がせまくなっている場所もあり、トラックが通るたびにヒヤヒヤする。
昔はこんな状況でも比較的平気だったのだが、最近やたら危機感を覚える。
歳のせいだろうか。
いつもより早い午後5時に、宿へ到着。
新幹線の駅である「新山口駅」の、すぐ近くである。
宿のまわりには多数の飲食店があり、夕食をとる場所に目移りしてしまう。
しかし悲しいかな、貧乏性の性格が外食を許してくれない。
いつもどおり、スーパーのお惣菜を食べることに。
一応、「はも湯引き」「はも湯洗い」「サバあぶり」と、いずれも山口県産の魚介を買い、少しぜいたくにはしたけれど。
スーパーに足を運んだときに思ったのだが、線路を境として、ホテルのある側は最近開拓されたように近代的に栄えている。
一方、逆側は地味ながら「昔は栄えていた」という痕跡が残る、やや地味な市街地である。
新幹線が開通することで、すっかり町が様変わりしてしまったのだろう。
住民にとって、うれしいことなのか、悲しいことなのか、久しぶりに飲む日本酒を飲みながら、感慨にふける。
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