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キックボード広島→山口→島根    【7日目】
● 2015年8月7日(金) はれときどきくもり 山口県萩市〜島根県益田市



時おり広がる日本海は、青く美しい。旅の最中は、
こういった景色の前で留まれないのでもどかしい。



まるでカラオケボックスか、仮設住宅のような部屋。
シンプルすぎる内装は、不思議と落ち着く。
一度目覚めるも、つい二度寝をしてしまった。
さすがに、疲れがたまって来たか。
それでも、出発の時間はそれほど遅れず、午前7時過ぎには宿を出た。

朝から雲が出ていて、涼しい。
海岸沿いを、ひたすら東へ進む。
が、建物が少なく、休憩する場所がなかなか見つからない。

仕方なく、国道から1本外れた道の歩道で、休憩をとることに。
実に、3時間もぶっとおしで走っていた。
なかなか疲れがとれず、再出発に時間がかかる。


ようやく重い腰をあげ走っていると、雲がどんどん厚くなってくる。
で、雷鳴がとどろく。
こいつは、ひと雨きそうだ。
せめて昼食まで、持ってくれればいいのだが。

しかしなかなか、雨の気配はない。
そうこうしているうちにお昼どきとなったので、「道の駅 ゆとりパークたまがわ」のレストランへ。
とんかつ定食は、ごはん・みそ汁・お漬け物が、セルフで食べ放題である。
ここは遠慮なく、たんまりとおかわりをすることに。

ちなみに、食事の前後や食事中などに、やたら声をかけられる。
もっといえば、今回の旅においては、声をかけられる頻度が非常に高い。
コンビニ前で休憩しているときにすら声がかかるなんて、今までなかったことだ。
山口県の人は社交的で好奇心が強い、という県民性を持っているのだろうか。


結局雨は降らず、はれたりくもったりをくり返す。
午後は山道が続き体力的に大変だが、太陽のかげる時間が長めで、いくらかマシではある。

午後5時半に、宿へ到着。
やはりこのくらいの時間が、ちょうどいい。

宿は、駅前のビルの2階にある。
かつてカラオケボックスだったのを改装したのか?と思えるような、とってつけた感のある部屋。
3,200円という安さでありながら、部屋が新しくきれいなので、うれしい。


いよいよ、足の疲れがピークを迎える。
最終日である明日は、余力があれば走ろうかという程度にしか考えていなかったので、別にムリしなくてよい。
が、次回の旅のことも考えると、少しでも距離をかせぎたい、という気持ちのほうが勝ってしまう。


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