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博物館にあってもおかしくない、路面電車。古き
良き日本の歴史が、ナマで感じられる気がする。
あのアニメのおかげで、知名度が一気に高まった温泉、
「道後温泉本館」。お湯はホンモノ、気持ちいい!
かわいらしい汽車のレプリカと思いきや、ちゃんと市街を運行
している「坊ちゃん列車」。どうせなら乗ったら良かったな。
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気持ち悪い。
昨夜は調子こいて、部屋で一人で飲みすぎたようだ。
午前8時ごろに起き、街が活気付くまでダラダラと部屋の中で待機して、午前10時前に外へ出た。
外は本降りで、自転車でウロつくのは大変そうだったので、路面電車で松山市街へ向かった。
路面電車は床が板張りで、ワイパーがいびつな動きをしていて、とてもレトロな感じだった。
駅前を適当にウロつき、アーケードを見つけたので、午前中はそこで時間を潰した。
アーケードはなかなかお店が多く、栄えていた。
しかしながら、アーケードってどの街でもたいがい同じ雰囲気なので、さして面白みがなかった。
とりあえず、“半そで半パン”という明らかに街を歩ける格好ではなかったため、安い服屋を見つけて上下買った。
昼からは、道後温泉へ。
まずは、一路「道後温泉本館」へ。
ここは、かつて“千と千尋の神隠し”の見本にもなった、古めかしい温泉宿だ。
いちばん安いコースを選んだので、受付から廊下までのわずかな距離と、脱衣所しかまわれなかった。
しかし、明らかに現代の家屋にはない古さがあり、思わずタイムスリップしたような感覚になった。
お湯は熱めで、残念ながらすぐにのぼせてしまう。
これで上ってはもったいないので、入浴しては脱衣所でクールダウンを、計5回繰り返した。
湯上りは、近くの公園でゆっくりした。
いくら時間が経っても、なかなか体のほてりがなくならないあたり、さすが名の通った温泉だと思った。
土産屋が並ぶアーケードを冷やかし、続いてもう1件「椿の湯」へ。
こちらは、家屋がそこそここぎれいだ。
しかし浴室なんかが「本館」と大差なく、すぐに飽きてしまった。
入る順序を、逆にすればよかった。
夕方、ちょっと体が冷えたので、ビジネスホテルの近くにある温泉へと入った。
たくさんの種類の浴槽があり、ちょっとした温泉レジャーランドのような感じだが、市民プールよりも塩素くさい。
せっかく体についた道後温泉の成分がとれそうで、ちょっとイヤではあった。
やがてビジネスホテルへ戻り、今日一日を回顧してみた。
やっぱり、街にしても観光地にしても、1人ではさびしい。
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