|
言わずと知れた「奇跡の一本松」。見た目は細いが
これほど力強さを感じる木は他に知らない。
「唐桑トンネル」に向かう上り坂。これが最後
だと開き直っても、上りの辛さは変わらない。
祝、日本一周!なぜ旅の最後が気仙沼?
との質問を初対面の人にするには時間がかかる。
|
1週間ほぼ天気がよかったのに、最終日にまさかの雨。
天気予報では昼からやむとのことだったが、さすがに待っていられないので午前8時にスタート。
目覚めたときは本降りだったが、いざ出発してからは霧雨で、レインコートを着なくても過ごせる。
ただ、路面が濡れていて横滑りしそうなのが恐い。
出発後30分して寄ったのが、かの有名な「奇跡の一本松」。
周囲1キロが更地で工事中となっているなか、圧倒的な存在感で立っている。
その力強さは本当に感動で、思わず長時間見入ってしまう。
軽いアップダウンを繰り返し越えていると、雨が強くなってくる。
慌てて雨宿りできる場所を探し、近くにあった神社の軒下へ。
このまま降り続いたらどうしようか。
いっそ、長居を覚悟しないといけないかな?
と思っていると、15分ほどして小雨に。
ここぞとばかりに再出発する。
その後も本降りと小雨が交互に続く。
雨の具合に合わせて、小刻みに休憩をはさみながら進む。
最後、気仙沼市に抜ける「唐桑トンネル」は、まさかの大渋滞。
しかし歩道も路肩もないトンネルでは、走行している車を気にすることなく走れてラッキーである。
逆に、車道が混んでいるため下りはあまりスピードが出せない。
何とか速度をゆるめながらも、キックボードで渋滞をすり抜けるさまは実に気持ちがよい。
坂を下ってからは、気仙沼の市街地に向かう。
ゴールである駅まではすぐだと思っていたが、意外に距離がある。
もしくは、最後で気がゆるんでいて、長く感じているだけかも知れない。
最後で道に迷いながらも、ようやく気仙沼駅前に到着。
これで無事、日本一周達成!
という実感は、やはり沸かなかった。
とはいっても、1週間走りきった満足感はある。
旅の終わりにガッツポーズをしたかったが、ちょうど駅から降車客がぞろぞろと降りてきたので、とりあえず小さくガッツポーズ。
完全に客がひいたのを確認してから、改めて自撮りで大きくポーズをとった。
旅の余韻もそこそこに、帰路では来年の旅をどうしようかと構想を練っていた。
まぁ別に日本一周にこだわらずとも、行きたいところはいっぱいあるからね。
|
|
|