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何げなく寄った「大汝牟遅神社」。神木の
楠が見事。もっと有名になってもいいのに。
入れ物こそ安っぽいが、味はいずれも絶品。
グルメは、必ずとも食堂にあるとは限らない。
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どうも目覚めが悪い。
昨夜、そんなに飲んだわけではないのに。
いよいよ、疲れがたまって来たか。
時間に余裕もあるので、30分ほど二度寝をする。
出発してすぐ、国道を回避して、広域農道を走る。
皮肉にも、昨日行けなかった「砂の祭典」への裏道らしく、ほうぼうに道先案内人が立っている。
また、農道のくせにアップダウンが多いというのが、憎らしい。
農道を抜けてすぐにある、大汝牟遅（おおなむち）神社でひと休憩。
境内はめちゃくちゃ広いというわけではないが、きれいに手入れされている。
大きな楠がたくさんあり、なかでも神木は特に太く、圧倒的な存在感がある。
また、小石の詰まれた祠があり、妊婦の方が小石を1つ持ち帰り、無事出産できれば小石を2つ持ってくる、というユニークな風習があるらしい。
休憩所があったので腰を下ろしたかったが、近所の人だろうか、高齢の先客がいる。
言い方は悪いが、あまり長話をする気分でもないので、境内の他の日陰を探して、腰を下ろす。
昼食は、海の見える物産展。
GWということもそうだが、まわりにお店がないこともあり、お店は人でごった返している。
レストランで食事するつもりであったが、行列ができているため、断念。
たけのこごはん・ほたて串・鶏刺身・さば照り焼きをお店で買い、外のベンチに座って食べる。
どれもが、めちゃくちゃうまい！
これで800円を切るというのが、驚きというか、しあわせである。
昼からは、山越え。
勾配が極端に強いわけではないが、上り坂が長時間続くので、きつい。
途中、「日本一周」というのぼりをかかげた、自転車旅人を発見。
応援しようと声をかけるも、まったくの無反応で、愛想がよろしくない。
そういえば、昔に比べて、自転車で旅する人が激減したように思える。
それがいいことか悪いことか判断はつかないが、ちょっとさびしく感じる。
午後4時半、いつもよりかなり早い時間に、お宿へ到着。
さすがに時間をもて余してしまうので、宿の人にたずねて、温泉のある場所を教えてもらう。
行ってみると、ビジネスホテルに併設された温泉であるが、外観も内装も、どう見てもただの銭湯。
まぁ350円と安いし、他にやることもないので、ゆっくり時間をかけて入る。
それでも時間があまったので、周辺を散策したり、部屋でストレッチをしたり、のびのびと過ごす。
旅の最中には、たまにこういうゆっくりできる日があっても、いいのだろう。
とは思いつつも、ただただ時間がもったいないと感じるのは、性分なのだろう。
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