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ご当地グルメを、カップラーメンで済ますことができるのも、
旅の醍醐味。さすが大手、味のバランスが絶妙である。
水俣の町は、歴史とグルメが織り交ざっている。
「水俣ちゃんぽん」のクオリティは、長崎にひけ取らず。
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朝のすがすがしさを感じながら、午前7時半から走る。
昨日ゆっくりしたためか、休憩なしでも走り続けられそうな気分である。
が、ムリは禁物、こまめに休憩を意識して進む。
午前10時を過ぎたあたりから、異様な暑さを感じる。
昨日までも暑かったが、風に冷たさがあった。
が、今日はもう、風までもが暑く、真夏のようである。
いやでも、休憩が多くなる。
暑さとはうらはらに、青々とした阿久根市の海は、むしろ涼しさを感じさせてくれる。
こういう景色を見たときは、つくづく旅していてよかった、と思う。
昼食は、地図に書いてある物産展らしき施設で。
と思っていたが、どうやら潰れてしまったらしく、そこにはコンビニと車のディーラーしかない。
仕方なく、コンビニで昼食を買う。
どうせならと、地域限定「ざぼんラーメン」なるカップ麺を食べる。
もちろんそのものの底力とは思うが、最近あっさりした食べ物ばかりだったこともあってか、やたらうまく感じる。
昼食後、少し走ってから、ベンチで昼寝。
しかし風が強く、何かしら荷物が飛ばされそうなので、あまり深く眠れず。
1日をとおして、歩道がほぼなく、路肩のせまい道が続く。
さらに夕方からは、歩道はあれど、アスファルトがガタガタで、とても走ることができない。
坂の下りでは、少し危険ながらも、車のとおりを観察しながら、車道に降りて走る。
水俣市に到着したのは、午後5時。
ひとっ風呂浴びてからは、ご当地グルメ「水俣ちゃんぽん」を食べに出かける。
ちゃんぽんといえば長崎では・・・という疑問は、この際置いといて。
有名店らしいお店に入り、注文。
ラーメンを待つ間、隣にいた夫婦に声をかけられる。
地元の方らしいのだが、どうやら僕がキックボードで走っている姿を、昼間見たとのこと。
当然うれしいながらも、そのご夫婦も何やらうれしそうな様子で、何とも照れくさい。
出てきたラーメンは、まず野菜がうまい。
スープは、しっかりとんこつのにおいがしつつ、食べるとあっさりしている。
長崎のそれとどう違うのかはわからないが、とにかく全体的にうまい!
さらに、お店を出てからは、がらにもなくケーキ屋に寄り道。
というのも、「スウィーツ」の町としても、町おこしをしているらしい。
「いちごモンブラン」なるものを買って、宿で食べる。
口いっぱいに甘さが広がり、疲れた体にジワッとしみわたる。
明日はどうやら、天気がくずれるらしい。
旅の終盤に来て、思いがけぬピンチを迎えなければいいのだが。
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