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マンガの世界にありそうなオブジェ。
ひと目で喫茶店だとわかる。
イオンの屋内にある足湯。コロナがなければ
地元民の社交場になっているんだろうな。
旅立つ数週間前にニュースでたまたま見ていた
「青龍水」。まさか実際に訪れるとは。
水くみに訪れる人が絶えない「大慈清水」。
日常生活の一部として残っている姿が感慨深い。
岩手県名産「安比まいたけ」の天ぷら。
味はもちろん、ボリュームにも大満足。
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午前6時半に起床したはいいが、出発準備はせずベッドの上でしばらく考える。
今日は走行予定距離が短く、しかも今夜の宿が午後6時以降でないとチェックインできないプランである。
こうなったら早く出発しても意味がないので、ギリギリまで宿で休んだほうがいいのではないだろうか。
と思いつつも、安宿の朝の部屋って廊下から掃除の音が聞こえたりして、あまり落ち着かない。
結局、軽く仮眠をとった程度で早めにチェックアウトした。
出発後すぐは、相変わらず田園が広がる。
昨日の夕方からタイヤから異音が鳴っており、今日は距離も短いしそのままで大丈夫かなと思っていたが、スピードが出ないことがガマンできずにタイヤを交換。
後輪を取り替えて走るが、音が消えない。
どうやら前輪がダメになっているようだ。
前輪が壊れるというのは、珍しい。
国道に合流してしばらく走ったところに、イオンがあったので寄る。
イオンには珍しく、屋内に足湯があったのでゆっくりつかり、昼食の時間を迎えると弁当を買って食べる。
いっそこのまま、夕方までここでダラダラ過ごそうか。
そう思ったりもしたが、せっかくの旅なのにイオンで時間を過ごすのも違うような気がしたので、お腹が落ち着いたタイミングで出発する。
盛岡まで平地が続くのかと思いきや、意外にもまわりが森に囲まれた道となる。
しかも上り坂が続き、体力が削られる。
疲れがたまってきたころ、森林公園の標識を見つけたので、国道からそれて向かってみる。
森林公園までは意外に距離があったので、その手前の文化センターとやらで休憩をすることに。
日陰さえあれば、休憩場所はどこでもいいし。
ちなみに文化センターは閉館らしく、野外に市場のような広いスペースがあったので、足を広げて座り込んだ。
たまに通り過ぎる人には、当然ながら不審な目で見られる。
それからバイパス道となり、盛岡市街に入る。
市街地は絶えずお店が続くので、休憩したくてもなかなか腰を下ろす場所がない。
いったん盛岡駅前を通過し、寄ってみようとしていた「青龍水」という湧き水へ向かう。
しかし、いざ到着すると水が涸れている。
そういえば最近、岩手県で湧き水が原因不明の枯渇をしているというニュースを見たが、まさかここのことか!
肩を落としていると、同じく青龍水を見に来たというおじさんに声をかけられる。
近くにもう1か所、湧き水があるということを教えていただいた。
あと軽く世間話をしたのだが、出身地を聞かれてとっさに「奈良」とウソをついた。
やはりこのコロナのご時世、感染者の多い大阪の名前は出しにくいからだ。
スマホのナビを頼りに進むが、周囲はお寺だらけで迷う。
やがて到着した「大慈清水」は、水槽が4層に分かれており、上層から飲用・米とぎ用・野菜と食器洗い用・足洗い用と分かれている。
日本海のある場所でも、同じような水場があったなあ。
ひっきりなしに住民さんが水を汲みに来ており、こうした文化が当たり前のように日常化されていることに感動。
ここに到着したときに、いちばん下の水槽でおじいちゃんが行水していたのはビックリしたが。
宿に到着したのは、ちょうどチェックイン可能な時間である午後6時。
1日の運動量は少なめなはずなのに、風呂上がりはしばらく身動きがとれないくらいどっと疲れを感じた。
体力が落ちてしまっているのか?
ゆっくり休憩をしてから、盛岡の繁華街へとくり出す。
地方都市らしく、飲食店と風俗店が入り混じっており、なかなか目移りする。
その中で、生大が650円と安く、盛岡の食材が揃ったお店を選ぶ。
1品ずつ量が多くリーズナブルで、なかなかアタリである。
初日にあれだけ飲みすぎたのに、気がつけば普通にビールを飲めるようになっているのが恐ろしい。
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