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キックボード青森→宮城    【6日目】
● 2020年8月6日(木) くもり 岩手県北上市〜岩手県一関市


自然と一体化しつつある歩道。日本各地を
走っているがこういう道はけっこう多い。

味のあり過ぎる店舗イラスト。店の内容が
ひと目でわかり、意外にクオリティ高い。

暑さでバテならがも休憩なしに歩く「中尊寺」参道。
ここが有名な場所だと知ったのは訪問した後のこと。

きれいに整備された中尊寺の本堂。参道は汗ダクに
なるほどの坂道なのに次々と参拝客が訪れる。

わざわざ遠回りになるのに寄った「卯の花清水」。
枯渇しているが、再び湧くことがあるのだろうか。

芝生が敷き詰められた広い敷地に、唯一残っている
「便所遺構」。形状も何だかシュールだ。

東北の郷土料理「はっと汁」をいただきながら、
アットホームなお店で楽しいひとときを過ごす。
出発後に見上げると、今にも降り出しそうなくもり空。
気温は低めだが、空気が蒸していて走ると暑い。
それでも昨日と同様、ハイペースで2時間半ぶっ通して進む。

神社があったので休憩がてら寄り、本殿の影で腰を下ろすと、すぐ右手にカブトムシのメスがいる。
少しして、近くにある幼稚園から園児が団体でやってきて、どうやらカブトムシ探しをしているようだ。
「ここおるよ〜」と声をかけると、園児が猛ダッシュでわらわらと集まってくる。
そのさまがかわいくてたまらない。

それからは特に寄り道もせず、イオンで昼食。
狭いフードコートで昼食をとり、1時間半ほど休憩をする。


昼からは、湿度がものすごい。
毛布をかけられているような感覚で、とにかく暑い!

暑さから逃げるように向かったのは「中尊寺」。
境内が広く大きなお寺である。

お堂までは長い上り坂が続き、体力的にキツい。
引き返すことを考えるほどの長さであるが、時間はたっぷり余っているので、何とかがんばって上り続ける。
足元は舗装されておらず、途中で古いお堂がいくつかあり、情緒がある。

本堂に着いたころには、すっかりバテバテ。
参拝する前に、たっぷり休憩をとる。

息が整ったところで、本堂の中へ。
中ではお坊さんが読経しており、正座してしばらく聞かせていただく。
痛い!
脚にダメージが残っていて、正座がなかなかキツい。
しかしせっかくの機会なので、ガマンして正座を続ける。

本堂を出てさらに進むと、金色堂がある。
だが入館料がかかるためパス。
他にもいくつか大きなお堂があったが、暑さで心が折れてどこも行かなかった。


中尊寺を後にしてからは、この旅で恒例になっている湧き水探し。
スマホで見つけた「卯の花清水」へ寄るが、残念ながら完全に枯渇していた。

諦めて寄り道スポットを探し、寄ったのが「柳之御所遺跡」。
平安時代末期の遺跡で、多くの出土品があったそう。
今は広大な敷地一面に芝生が生い茂り、わずかに遺構が残るのみ。
特に印象的なのが、マンホールくらいの大きさの石の遺構がいくつか並ぶ光景。
どうやらこれ、「便所遺構」だそうな。
他の遺構が乏しい中、便所だけ残っているというのが面白い。


そこから一気に宿へ行ける距離だが、蒸し暑さがこたえて、もうひと休憩をする。
それでも宿に到着したのが午後4時半で、やはりハイペースである。

ゆっくり休んでから街を徘徊。
駅前なので居酒屋などがあるが、民家も入り混じってちょっと不思議な光景だ。
ひととおり街を巡ってから、雑居ビルの奥にある居酒屋へ。

店内はまさかの裸足で、低めのカウンターに、ザコ座りできるテーブル。
何だろう、田舎に来たようなアットホーム感がある。
メニューはカウンターに貼られており、そう多くはないものの、「はっと汁」はじめ東北の郷土料理が揃う。

料理はいずれも絶品で、値段もリーズナブル。
たまに店員さんが話しかけてくれるし、隣にいた常連さん2人も話しかけてくれる。
話もがっつり来るわけでなく、適度な距離をとってくれるので、とにかく居心地がいい。

やっぱりこういうふれあいが心地いいな。


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