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あまりの暑さに、道の路肩でダウン。日中日陰にある
アスファルトは、ひんやりしていて気持ちがいい。
国道なのに、いつしかダートに。さすがにこれでは、
キックボードで走れない。ただの山道散歩している気分。
時代劇の撮影でもするのか?と思えるたたずまいは、
1件ずつフツーに人が住み、生活している。
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昨日とはうって変わって、すがすがしい気分で国道を走る。
やはり朝という雰囲気は、気持ちがいい。
旅館を出たのは、午前7時。
朝早いにもかかわらず、旅館の夫婦が見送ってくださった。
その際、国道へ出るまでの裏道を教えていただいた。
けっこう街中の道は迷いがちなので、とてもありがたい。
国道といっても、先へ進むにつれて、どんどん交通量が減る。
しかも、なだらかながら、えんえん上り坂となる。
時間が経つにつれ暑さが強くなるので、当然バテる。
休みたくなったときには、まわりに建物がなく、休憩できる日陰がない!
辛うじて日陰を見つけたのは、歩道のない道路の、側道。
たまたま道が広くなった場所であり、車の通りも少ないので、遠慮なく側道に寝そべった。
アスファルトはまだ日に照らされていないようで、冷たくて気持ちがいい!
再出発してから、急に道が狭くなる。
手持ちの地図によると、おもに採石場用の道となっているそうで、大型トラックがバンバン通るそうな。
お盆休みのためか、運良くトラックは1台も通らない。
とはいえ、トラックでえぐれた道は、キックボードでは非常に走りにくい。
そしてとうとう、舗装路が途絶え、ダートとなる。
こうなっては、キックボードでは絶対に走れない。
キックボードをかかえ、人通りのない山道をひたすら歩く。
こんな場所で何やってんだろう、と自分を客観的に見たら、何だか妙に面白く感じる。
ダートは長くは続かず、すぐに舗装路へ戻る。
そこから先は、なだらか~な下り坂。
ける必要もブレーキをかける必要もなく、快適!
その状態が長期間続き、やや遅れ目に感じていたペースが、一気に挽回できた。
坂が終わってからは、国道を1本外れ、「関宿」の町並みへと入る。
以前も来たことのある道だが、相変わらず江戸時代風の町並みは、風情があってよい。
途中、何やら盆踊りのようなイベントも行われている。
前回も通過しただけだったし、ちょっと寄り道でもして行くか。
と思ってはみたが、先ほどからの順調なペースを乱したくないので、そのまま通過することに。
正午前後は雲があってマシだったが、午後1時を過ぎたあたりから、ひたすら快晴。
暑い!
ちょっと走ってはすぐ休憩、をただただくり返す。
午後5時、気温が下がっているはずなのに、体がやたらと疲れる。
もしかして、熱中症か?
「早く宿に着いてゆっくりしよう」と頭では思うが、行動に出る気力がない。
下手にムリをしても危険なので、いつも以上に休憩を多めにとった。
宿に着いたのは、午後7時。
ビジネスホテルの部屋に着くなり、もう完全に動く気力がない。
そこそこ栄えている街であるが、徘徊は遠慮しておこう。
明日以降、この体調不良が尾を引かなければいいのだが・・・
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