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やはり東京を感じるのは、このシンボル。
背が高いだけの新しいアイツに負けるな!
まさしく勲章。左側の靴底の減りようが、本当に
東京まで走ったことを、証明してくれるようである。
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いよいよ、長い旅の最終日!
神奈川から東京までの道のりは、平野続きだろう。
と思っていたのに、朝からアップダウンの坂が続く。
雨は降っていないが、天気予報では昼から雨だそうなので、ついつい先を急いでしまう。
坂が多いというのに、一気に3時間ぶっ通しで走る。
ひと休憩入れてからも、さらに2時間ぶっ通し。
この旅で、ここまでハイペースに走るのは、はじめてである。
東京へ差しかかり、五反田へ着いたときに、少し寄り道。
いつも、キックボードのタイヤを購入しているお店があるので、ちょっと拝見しようとしたのだ。
お店は見つかったものの、あいにく閉まっていた。
旅の出発前にいろいろタイヤについて相談も受けたので、お礼を言いたかったのに。
立ち止まったついでに、近くで昼食。
立ち寄ったのは、駅前のそば屋さん。
東京の駅そばが、大好物なのである。
かきあげそばの大盛を食べながら、必死で時刻表を探す。
東京で泊まる予定であったが、今のままのペースなら、今日中に大阪へ帰れるのかも知れない。
ギリギリだが、何とかなりそうだ!
急いでそばを食べ終わると、すぐさま再出発した。
最後の力を出し切るように、とにかく全速力。
いつもの倍以上のスピードは出ていたのではないだろうか。
計算上はギリギリ駅に到着できるくらいだったが、30分も早めに到着した。
駅構内に入ったとたん、ぐっと感動がこみ上げてきた。
少し泣きそうであったが、行き交う人々が多すぎて、感情は羞恥心に押しやられた。
そして電車に乗り、10時間かけて帰宅。
そう、帰りは18きっぷを使って、鈍行列車で帰ったのだ。
きっとこの移動だけでも、本来ならじゅうぶん1つの旅として成立してしまうだろう。
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