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町に当たり前のように走る路面電車は、いつ
見ても新鮮。旅をしないと、まず拝めない。
時代劇に出てきそうな長屋、新居関所。道を通るだけで
関税という文化は、電車やバスに引き継がれた感じかな?
夕方でも人が戯れる海岸、湖の真ん中に立つ鳥居、
夕日に光り輝く浜名湖。水は汚いが、風景はきれい。
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またしても、スマートフォンの目覚まし機能が鳴らなかった。
しかし昨夜は早めに寝たおかげで、セットしておいた時間とほぼ同刻に起きられた。
目覚まし機能について詳しく調べてみたところ、どうやら電源をONにしておかないといけないらしい。
寝ている最中に電話に起こされるのがイヤなので、いつも電源をOFFにしているのだが・・・
まぁこれで、明日から失敗はないだろう。
出発してはじめの1時間は、なだらか〜な上り。
そしてその後しばらくは、なだらか〜な下り。
相変わらず、なだらか〜な下りはラクで気持ちがよい。
調子こいて、国道を1本外れて走る。
しばらくして再び国道に戻って走っている・・・つもりが、ぜんぜん違う道を走っていた。
というのも、その道に路面電車が走っていたため、国道と勘違いしたのだ。
国道を走っていたら、路面電車を見ることができなかったので、うれしい勘違いとなった。
昼食は、たくさんの木に覆われた緑地公園で、スーパーのお弁当。
公園といっても、ベンチが見当たらなかったので、公園内の道路に腰をおろした。
涼しい!
こんな真夏に、クーラーもなく涼しさを感じられることに、緑の偉大さを感じる。
道路に寝転び、たっぷり2時間休憩。
再出発のきっかけは、空一面に厚く覆われた雲。
ゲリラ豪雨がきそうだ。
雨で足止めをくらう前に、距離をかせがなくては。
時間が経つにつれ、風が少しずつ強くなってくる。
これはいよいよ、降ってくるぞ。
と警戒はしているのだが、いっこうに雨は降ってこない。
厚い雲のおかげで涼しく、休憩なしでスイスイと走れる。
やはり今回の旅の大敵は、暑さであることを痛感する。
思わず足を止めたのが、「新居関所」。
昔から現存する、関所らしい。
「遠山の金さん」が出てきそうな家屋が、妙に印象的である。
敷地および家屋へ足を踏み入れるのは、有料のようだ。
入ろうと思ったが、300円という値段が微妙に高く感じる。
廃止されたことで徴税されずに済む施設に、なぜ金を支払わなければならないのか。
そして、浜名湖へと差しかかる。
水面を見ると、水が非常に汚い。
しかし景色として遠目に眺めると、非常にきれい。
浜名湖を渡す橋には、「釣り禁止」と警告された多くの看板と、それを無視した多くの釣り人がいる。
まぁ、よく見かける光景である。
が、1人で釣りをするおばちゃんが多いことに、意外性を感じる。
浜名湖のそばにある住宅地に、宿がある。
浜名湖という有名な観光地の割には、大きな建物も派手なお店もない、素朴な町。
宿に入る前に食料を確保しようと、コンビニを探すも、なかなか見つからない。
周辺をウロつく間に、1時間もかかってしまった。
午後6時に、宿である民宿へ到着。
10畳もの和室を、独り占め。
まだ日が明るいので、夕涼みがてら外に出て、湖を見ながらたそがれようか。
そう思ってはみるものの、体がぜんぜん外出したがらない。
どうやら相当、疲れがたまってきているようだ。
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