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出雲大社で毎月1日行われる「月始祭」。
午前9時にもかかわらず、見物客も多い。
工場見学・BBQ広場・土産屋などがある「島根
ワイナリー」。試飲のぶどうジュースで水分と糖分を補給。
タイヤはよく壊れるが、ホイール部分が熱で溶けることが
多い。にしても、ここまで激しく溶けるのははじめて。
宍道湖の光景を楽しむ余裕がないほど、狭い路肩。
車を気にしつつ走ると、体力も気力も奪われる。
水かけ地蔵ならぬ「お湯かけ地蔵」。
温泉効果か、お地蔵さんの表情もほっこり。
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今日1日の予定走行距離は短めだが、睡眠ペースを狂わせたくないため、午前6時という早い時間に起床した。
1時間の移動を経て着いたのは、出雲大社。
数年前に来たばかりだというのに、境内の景色はむしろ初見のように映る。
記憶なんて、あいまいなものである。
朝一番だというのに、すでに観光客でにぎわうさまは、さすがといったところ。
勝手にツアー客に紛れてガイドさんの案内を聞いたり、本殿で開催された月初の行事を見たりしながら、境内をくまなく散策する。
敷地内に、これほどまでに多くの古い建造物が残っていることに、神聖な気持ちを覚える。
境内の広さもさながら、何となく心地よさを感じ、2時間も過ごす。
少し東へ移動し、「島根ワイナリー」へ。
何といっても、ワインの試飲し放題というのがウリの施設である。
もちろん、路上に出る以上、ワインは飲めない。
同じ試飲コーナーにあるぶどうジュースを、これでもかというほど飲む。
昼食は出雲そばを食べたい。
と思っていたが、昼食どきになったころには出雲からだいぶ離れており、出雲そばの店が見当たらない。
仕方がないので、代わりにスーパーで割子そばを食べる。
昼食後、1時間ほど走ったところで、タイヤが壊れる。
腰をおろす場所が見当たらず、仕方なく歩道に座り込み、タイヤを交換する。
気を取りなおして再出発するも、何と今度は10分もしないうちに、替えたてのタイヤが壊れる。
こんな短時間で壊れるのは、はじめてである。
こうなってくると、余裕を見て持ってきた10個ほどのスペアも、旅の最後までもつのか不安になる。
よくよく思い返すと、先ほど下り坂の途中で、思いっきり段差にぶつかった。
今後は、段差には細心の注意を払うことにしよう。
道は、宍道湖沿いへ。
対岸がかなり遠くに見え、湖の広さを感じられる。
強風のせいか、水がしじみ汁みたいに淀んでしまっているのが、残念である。
風景を楽しめないもう1つの理由が、道である。
歩道がなく、路肩が狭い。
そのうえ、車の通りが多い。
ただただ、ドライバーに申し訳なさを感じながら走る。
夕方、「しんじ湖温泉」の温泉街へ寄る。
水かけ地蔵ならぬ、「お湯かけ地蔵」というものがあったので、温泉を頭からかけて合唱。
そこから少し進むと、今度は無料の足湯がある。
ちょっとお湯が熱めであるが、じきに温度にも慣れて、気持ちがよくなる。
キックボード旅は脚を酷使するので、足湯は非常にありがたい。
宿に到着したのは、午後6時。
ゆっくり風呂に入ってから夕食、と思っていたが、そうはいかない。
というのも、別館の温泉が無料で入れるらしく、送迎が午後7時にあるらしい。
別に絶対行かないといけないものではないが、せっかく温泉に入れるのだから、行っておきたい。
ということで、軽くシャワーだけ浴びて汗を流してから、温泉へ。
浴室がそこそこ広く、ゆったりと入れて気持ちがいい。
昨日の狭い温泉とは、ぜんぜん気分が違う。
再び宿に戻ってから、スーパーへ夕食の買い出し。
食べ始めたのは、午後9時と遅めになってしまった。
明日は宍道湖の北にある湖「中海」の北側を走り、境港を通るルートを予定している。
なるべく海沿いを走りたい、というこだわりなのだが、走行距離が長くなる。
一方、中海を南へ通れば近道となる、10キロほど短縮できる。
どちらのルートをとるかさんざん悩んだが、やはり当初の予定を崩したくないため、北ルートを走ることに。
長距離を走ることを考えれば、やはり温泉は行かず、もっと食事を早めにとって寝るべきだったかなと、少し後悔。
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