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最終日であっても路肩の狭い上り坂が
続き、気持ちをゆるめられない。
舞鶴の観光地でもある「道の駅 舞鶴港とれとれセンター」。
ひとりでは食べられる品数が限られるので、大勢で来たい。
サバを1匹、まるまる食らいつく。こんな豪快な
昼食、普段はなかなか食べられない。
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目覚ましをかけ忘れ、予定より45分も寝坊。
さすがに昨日は、飲みすぎたようだ。
それでも朝風呂に入り、ゆっくりしてから出発する。
昨日とはうって変わって、朝から天気がいい。
天橋立の光景も、昨日とまったく違って見える。
出発してしばらく、路肩の狭い上り坂が続く。
最終日だからといって、決して気をゆるめることができない。
逆に、最後まで旅していることが実感できるので、うれしくもある。
何となくだが、旅の最後に神社に寄りたい、という衝動に駆られる。
たまたま近くにあった「由良神社」に寄り、旅の無事を感謝する。
そこから、急激に雲が厚くなる。
最後の最後に、雨が降ってくるのでは?
と警戒しながらも、残り5kmの道を、ひたすら進む。
舞鶴市に到着し、昼食をとるため寄ったのが、「道の駅 舞鶴港とれとれセンター」。
施設内は市場になっており、数多くの魚介類が並ぶ。
また、注文をすれば買った魚を調理してもらえ、施設内に多数あるテーブルでいただけるのだ。
しかし、客が多く、調理を待つ時間がもったいない。
なので、あらかじめ焼かれたサバと、ホタテとゲソの串焼きを頼む。
サバは旬ではないのか、ちょっと脂が少なめ。
しかし、まるごと1匹を食べるという機会なんてはじめてなので、じゅうぶん満足である。
旅の最終地点の西舞鶴駅へ到着したのは、午後1時。
帰りはバスで帰るつもりだったが、すでに満席とのこと。
時間はたっぷりあるので、ローカル電車を乗り継ぎ、帰ることにした。
旅を終えてまず感じたのは、9日間も走ったというのに、脚の疲れがいつもよりマシだということ。
旅の前半で、坂が少なかったせいだろうか。
足湯に寄ったり、温泉宿でゆっくり体を休めたおかげだろうか。
はたまた、1か月前から柔軟体操と筋トレで、体を準備していたからだろうか。
全体を振り返ると、前半は順風満帆、後半は波乱万丈と、刺激のある旅であった。
9日間というのは、キックボードでは最長の期間だ。
途中リタイヤすることも覚悟していたのだが、無事完走できたことは、何よりである。
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