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初めて足を踏み入れたゴルフ場が、まさかキック
ボードに乗ってだなんて。まわりも自分もビックリ。
足湯にソフトクリーム、至福のひととき。こういう
休憩場所が常にあればいいんだけれどね。
思わぬ場所で遭遇したB級グルメ「蟹飯麺」。
ラーメンと雑炊のかけ合わせにミスマッチ感。
10畳できれいな民宿の部屋。温泉まで
ついていて4,000円代は、安すぎる。
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夜中、何度も目が覚めた。
決して、子どもの声がうるさかったわけではない。
部屋に鍵がないという、昔の民宿ならではの造りが、不安だったのかも知れない。
出発してから、県道を走る。
ひたすら、建物の少ない山道が続く。
かなり走ったところで、ふと道路標識を見る。
すると、県道を走っているつもりだったのに、いつしか国道に変わっている。
県道が国道に繰り上がったのか?
とはじめはあまり気にしなかったが、念のため地図を確認すると、予定していた道と違う場所を走っていることがわかる。
県道と国道の分岐があったなら気づくはずなのに、どこで曲がり損ねたのやら。
引き返そうにも、もうかなりの距離を走ってしまっている。
しばらく走って左折し、遠回りながら目的の道に戻ることに。
おかげで、1時間のロスとなってしまった。
県道に合流してすぐ、勾配のきつい坂が連続する。
上りは歩けばいいのだが、下りまで急坂だと、スピードを抑えて走るのに体力を使ってしまい、しんどい。
何より、歩道もなく路肩も狭い道なので、カーブに差しかかるごとに、後続車に巻き込まれそうで怖い。
午前11時半、空腹感を覚えたのと、地図上この先しばらく集落がないため、どこか店があったら迷わず入ることに決める。
で、真っ先に目にしたのが、ゴルフ場のレストラン標識。
キックボードをたたみ、ゴルフ場の敷地をくぐって施設へ向かう。
途中で、ゴルフプレイヤーやキャディさんに、変な目で見られることもお構いなしに。
そりゃあ、こんな格好でゴルフ場来る奴なんて、おらんものね。
昼食は、海鮮丼を注文。
ゴルフ場のメシなんて高いに決まっている!と腹をくくっていたが、それほどでもなかった。
海鮮丼の味も、期待以上においしかったし。
腹ごしらえした後は、兵庫と京都の間にある「三原峠」を最後に、山道は終わり。
ドライブイン「かに一番」に寄り、ソフトクリームを食べながら、外にあった足湯につかる。
本当に、今回の旅は足湯が多い。
ちなみに、このドライブインは、かつてツーリングで寄ったことのある場所。
徐々に地元に近づいているな、ということを実感する。
ここまで、かなりハイペースで進んでいる。
ただ、今夜の宿はまわりにお店が何もないらしく、事前に夕食を済ませたい。
そのため、あえて休憩を増やし、あまり早く宿に入らないよう時間調整をする。
午後5時、宿からいちばん近い、網野という集落に到着する。
そこで立ち寄ったのは、「安安」という中華やさん。
店の前にも大きく宣伝している、「蟹飯麺(かにはんめん)」というオリジナルメニューが一押しのようだ。
どうやらこの一品は、全国区のTV番組などにも紹介されているとか。
店内には、数多くのメニューが貼られている。
が、ここまで宣伝されると、「蟹飯麺」を注文せずにいられない。
土鍋に入れられた商品は、かにぞうすいに、麺を入れた状態のもの。
確かに見た目は斬新だし、味もうまい。
ただ、この2つがうまくコラボレーションしているのかといえば、少し疑問が残る。
見た目以上に、おなかがいっぱいになるのはうれしいが。
国道から左へ一本道を外れたところに、琴引浜の民宿街がある。
といっても、電気の付いていない民宿が多い。
民宿自体はつぶれている様子はなく、観光地としてオフシーズンなのだろうか。
到着した今夜の宿は、民宿ながらも非常にきれい。
というのは、かなり最近建ったものらしい。
もちろん部屋もきれいで、10畳のスペースは、ひとりではもったいないほど。
ちなみに、宿には他のお客さんがいなく、まさかの貸し切り!
お風呂は温泉で、お湯がぬるぬるしていて気持ちいい。
1時間たっぷり入り、持ち込んだお酒を味わっては、またひとっ風呂。
さすがに今夜は、ぐっすり眠れそうだ。
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